志望大学の過去問は、いつから解き始めるのが良いのでしょうか。早すぎると解けないし、遅すぎても間に合わない……、悩みますよね。大学生に「過去問をいつどのように解き始めたか」を教えてもらいました。
先手必勝、高2の時に解いてみる
志望校が早めに決まっている場合、高校2年生の段階で早めにスタートする人もいます。
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【高2冬】志望校の赤本は早めに着手
高2の冬くらいからスタートしました。大学を決める前は青チャートなど汎用(はんよう)性の高い問題集をやっていました。最初は赤本から始めて、高3の秋冬は共通テスト対策に明け暮れました。(あじぽん=筑波大学医学群看護学類男子)
推薦入試だったこともあり、高2の3学期くらいから過去問を始めました。(☆あつや☆=梅光学院大学子ども学部男子)
高3夏休み前後に挑戦、苦手を把握
高3の夏休み前後に解いてみて、傾向や自分の苦手部分を把握する人が多いようです。
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【夏休み中】問題の傾向を把握
赤本を夏休みに1回解き、どんな感じか把握します。10月からは少しずつ大学の傾向をつかめるように少し前からの赤本も見ていました。共通テストが終わってからは5年分を2周くらい解きました。(あや=金沢大学医薬保健学域薬学類女子)
【夏休み中】本番を意識し演習
受験の半年前(夏休みごろ)から本格的に過去問を解き始めました。本番を想定したタイムアタック方式で毎週違う教科を勉強しました。(きぐちこうへい=福山大学経済学部男子)
【夏休み後】基礎固め後に再挑戦
過去問をやり始めたのは夏休み後です。初めて過去問を解いたとき、全く何も解けなかったため、一度距離を置きました。まずは基礎を固めることを優先し、約2カ月たった後にもう一度過去問対策に取り組みました。(もち=静岡県立大学看護学部女子)
高3秋から本格的にスタート
受験勉強が本格化する高3秋からスタートする人も。
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【9月から】6年分の小論文演習
9月頃から始めました。小論文が試験科目に入っていたため、赤本を利用し何度も小論文を書く練習を行いました。赤本は購入したり、学校の貸し出しサービスを利用したりして、6年分を解きました。(みやち=実践女子大学生活科学部女子)
【10月から】実力試しと苦手把握
10月頃に実力試しに解き、苦手部分を把握しました。本格的に使いだしたのは12月頃。おくせずひたすら解いたほうがいいです。過去問ではいくらでも失敗できます。(ちょこちっぷメロンパン=武蔵大学人文学部女子)
【12月から】まず1年分解き傾向把握
試験の約2カ月前から過去問を解き始めました。それまでは教科書やワークなど基礎的な部分をしっかりと身につけていきました。1年分くらいは時間を気にせずに解いて傾向把握。残りは時間も気にしながら解きました。(ひまわり=新潟医療福祉大学リハビリテーション学部女子)
共通テスト後に挑戦、それまでは基礎固め
共通テストまでは基礎固めに専念し、それ以降に過去問演習をした人もいました。
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【共通テスト後】試験時間より短く設定
進学先の過去問を解き始めたのは共通テスト後に受験が決まってからです。週に1回時間を計り、本来の試験時間より10分短く設定して解いていました。本番は試験時間に余裕を持って解答できました。(りんぐ=岡山大学農学部女子)
【共通テスト後】他大学の類似問題も解く
私の受験した専攻の過去問は少なかったので、共通テスト後に3年間分解きました。他大学の似た傾向の問題も解きました。(ゆま=愛知教育大学教育学部女子)
【共通テスト後】論述は添削してもらう
本格的に始めたのは共通テストが終わってからです。日本史の論述問題を先生に添削してもらって力をつけました。(かたつむり=京都府立大学文学部女子)