学校説明会や見学会は、志望校を決めるうえでとても大切。私が高校受験生のとき、受験生向けのイベントに足を運んだ際に気をつけて見ていた点を3つご紹介します。参考にしていただけるとうれしいです。(高校生記者・桜いをり=2年)

【1】在校生や先生はあいさつを返してくれる?

1つめは、在校生や先生方の雰囲気です。私は、あいさつをしたらきちんとあいさつを返してくれるかを、特に気にして見ていました。

説明会などで使っていたメモ帳。スマホは使わない

受付や説明会でイベントに関わる先生や生徒さんはもちろん、廊下などですれ違う一般の生徒さんの雰囲気も見てみてください。その際、制服の着こなしや髪型などを観察するのもおすすめ。私の場合は、加えて「生徒さんや先生方の輪の中に入りたいと思えるか」も考えていました。「なんだか違う気がする」と直感がはたらく場合があるので、ぜひ自分の目を信じてみてください。

【2】自分が重視する校舎内の充実度

2つめは、校舎内の雰囲気です。私は本が好きなので、高校の見学の際は必ず図書室を見に行っていました。部活動に力を入れたい人は、施設を実際に見てみるのもおすすめ。

いくつも高校見学しましたが、校舎内の雰囲気は、パンフレットで見た印象と実際とのギャップが大きいことが何度もありました。校舎の古さ・新しさに関係なく、「ここで3年間過ごす」ということを念頭に置いて考えてみてください。

【3】学校周辺の環境は適切か

3つめは、学校周辺の雰囲気です。実際に足を運んでみないと分からないので、ぜひ来場型イベントを選んで確認してみてください。

面接試験に行くような気持ちで身だしなみを整える

学校の周りにどんな施設やお店があるのか、通学に使う道の雰囲気、学校の最寄り駅やバス停からどのくらい歩くかなどもチェックしておくのがおすすめ。部活動などで帰りが遅くなることも多いので、学校周辺に街灯があるかなども確認してみてください。イベントに行くときは、実際に通学することを想定した交通機関を使うと、より高校生活がイメージしやすいです。

学校見学や説明会に行く際は、実際に受験するかどうか分からなくても、「この高校に3年間通えるか?」「この高校に3年間通いたいか?」をぜひ考えてみてください。そして、もし直感で「この高校がいいかも」と興味をもったら、会場内の先生や生徒さんに、気になったことを質問してみるのもおすすめ。皆さんが、すてきな高校生活を送れることを祈っています。