「知らないことは恥ずかしい」と考え、妹とけんかが絶えなかった読者の高校3年女子・ユエナさん。担任の先生の一言がきっかけで、状況が劇的に改善しました。尊敬する先生とのエピソードを紹介してもらいました。
知らないことは恥ずかしい…妹とけんか絶えず
私は三姉妹の真ん中で姉と妹に挟まれ、常に「お世話されお世話する環境」で育ってきました。姉が多くの知識や経験をもとに私にいつも助言してくれる姿に憧れています。しかし、年が近い妹と会話をするとなると、「知らないことが恥ずかしい」などといった考えが頭をよぎり、つい知ったかぶりをしてしまうことがあります。そのためか、決めつけるような口調も多くなり、けんかが絶えなくなった時期がありました。
「わからない」と言った先生を見て
そんな高校1年生のとき、他科目の先生が雑談してくれた時事問題がクラスで話題になりました。その時、担任の先生は「全然知らなかったよ、教えてー!」と私たちに明るく言ったのです。
先生が「知らないことは恥ずかしくない」ということを見せてくれました。正直に、わからないことを「わからない」と言える先生の一面にふれたことで、私はそれまでの自分の行動を見直しました。精神的に成長し、妹との関係も改善できたのです。
同じ目線に立ってくれる姿に尊敬
先生の、生徒と同じ目線で素直に行動できる点は、さすがだなと思い、尊敬しています。口だけでなく、行動で示してくれることにより、私たちも新たな気づきを得ることができるのだなと思いました。先生は自分たちに寄り添い、同じ目線に立ってくれているように感じます。これからも先生を頼りたいと強く思っています。(高校3年女子・ユエナ)
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