中学3年生になってからニキビができ、なかなか治らず本当につらい日々を過ごしてきました。今肌の状態が落ち着いた今、この経験を振り返って同じように悩む人に伝えたいことをお話しします。(高校生記者・もち@=3年)
「どうして私だけ」治らないニキビ
私は中学2年生までは肌トラブルとは無縁。周りの友達がニキビや肌トラブルで悩んでいるのを見ても、「大変そうだな」と他人ごとに思っていました。母は学生時代にニキビに悩んでいたそうで、「あなたはニキビができなくてよかったね」と言ってくれることもありました。
しかし中学3年生になり、受験生になると、ストレスや夜ふかしの影響からか、ニキビが大量にできるように……。通院し薬をもらい、化粧水やオイルで肌をケアしたのですが、乾燥肌もひどく、皮膚科でもらった薬ですら肌にしみて痛くて、ニキビはよくなりません。毎朝、自分の顔を鏡で見るのが本当に嫌でした。
肌がきれいな友達と自分を比べて、「どうして私だけ」と悲しい気持ちに。私の肌荒れはお母さんの肌質を受け継いだからだと、母を責める言い方をしてしまうこともありました。
肌質が変化し落ち着いた肌
しかし、年を重ねて肌質が変化。高校2年生になったあたりからニキビや肌荒れがだいぶ落ち着き、皮膚科でもらった塗り薬を使い続け効果が出始めたのも同時期です。一番肌荒れがひどかった時と、ケアの仕方や薬は変わっていません。あの頃本気で悩んでいた肌荒れも、高校3年生の今では、なんだか昔のことのように感じています。
もちろんすっかりきれいな肌になれたというわけではないですが、ニキビの悩みは自分の中では大きなものではなくなりました。
「自分を嫌いにならないで」
きっと「どんな方法を試してもニキビが全くよくならない」「他の子は肌がきれいなのにどうして私は」と悩んでいる人もいると思います。私も、YouTubeやネットでニキビの治し方を何度検索したか分かりません。
それでも私から言いたいことは、「自分を嫌いにならないでほしい」ということ。肌荒れがあってもあなたの魅力は何も変わらないし、つらい悩みを乗り越えたあとには、きっと自信を持てる自分になれるはずです。肌の悩みを持つ仲間が多くいること、そして、そんなあなたを応援する人がいることを、どうか知っていてほしいです。