毎日の自宅学習、「早起きをして取り組む朝型」と「寝る前にひと頑張りする夜型」、あなたはどちらですか? 高校生たちに、自分のスタイルとそれぞれのメリット・デメリットなどを聞いてみました。

【朝型派】勉強できたと優越感、早起き苦手だとつらい

睡眠で疲れがしっかり取れる

朝早く起きたほうが、1日の時間を有効活用できます。夜遅くまで勉強をしてしまうと、翌朝疲労が回復しにくく、1日を無駄にしてしまいがちです。(ゆぽ=3年)

1日を通して心に余裕

皆がまだ寝ている時間に勉強できる優越感を感じます。授業にも集中でき、学校が始まる時点で皆より勉強している「心の余裕」が生まれます。デメリットは、早起きが苦手な人は始めにくいし、冬が死ぬほどきついこと……。(ごぱん=2年)

早起きが得意な人にはピッタリの「朝型勉強」(写真はイメージ)

【夜型派】復習しやすい、寝る時間が遅くなりがち

睡眠中に学習内容を定着

本当は朝に勉強したいのですが、予定通りの時間に起きられず、結果的に勉強ができません。でも、夜なら寝過ごすこともなく確実に勉強時間が確保できます。寝る前に勉強した内容を寝ている間に脳が整理するとも言われており、私の場合は、朝に勉強するより記憶が定着します。(もりよ=2年)

夜にモチベが上がる

朝型にしたいけれど夜型になってます。確かに朝の方が頭はスッキリしているのですが、やはり寝起きはどうしても活動的になれず、時間がなくなります。なぜか夜の方が勉強へのバイタリティーが湧きます(笑)。夜は暗記や作業系の学習に時間を充てています。(ずん=2年)

頑張りすぎると次の日がつらくなることも(写真はイメージ)

一日の復習がしやすい

大切な試験があるとき以外は、基本的に夜に勉強。朝が弱く、早く起きてもしばらく頭がぼんやりして集中できません。朝に小テストがある場合は、通学中の電車の中などで勉強するだけに留めています。復習に重きを置いているので、その日の学習内容をまとめて復習する時間が取りやすいことも理由です。(桜いをり=2年)

睡眠時間を確保するために集中

夜に勉強をした方がはかどり、集中して取り組めます。その日の復習もできます。しかし、夜型は寝る時間が遅くなったり、朝起きられなくなりやすかったり……などのデメリットも。朝型だとその日一日のやるべきことを早く終わらせ、追加で他の勉強もできますが、朝が苦手な人は眠くて勉強がはかどらなくなります。(ねねむる=2年)

夜型は早く寝るために早く勉強を終わらせなくては、という気持ちになるのではかどります。ただ、やっぱり眠くなってしまう時もありますし、朝すっきり起きられないことも。(ふうくあ=1年)

大事なのは生活のリズムが取れること

大事なのは生活リズム

朝型は「勉強した自分、偉い!」と1日のスタートから自己肯定感が上がる、集中力を高く保てるなどのメリットがあるので、早起きがそこまでしんどくない人にはおすすめ。

去年までは朝型に憧れ早起きを頑張りましたが、最近は夜型に戻りつつあります。朝夜どちらが集中できるかは人によって違うと思うので、朝型か夜型かよりも「睡眠時間と勉強時間をしっかりとれる生活リズムを作ること」が大切だと思います。(はるたま。=2年)