大学は、自ら授業を選び登録する「履修登録」があるのが高校との大きな違い。数が多いので、どれを取ればよいか迷う学生も多いです。講義の中でも学生に特に人気があるものには、やはり理由があります。実際に受けた感じた「共通点」をお伝えします。(コツカワ=大学1年)

講義の数がありすぎて困った

私は都内の私立大学で国際関係について学んでいます。大学1年生の初めての履修登録の時、講義の数が多すぎて、シラバスだけ読んでもわからず、どれを取ったらよいのかとても困りました。友達や先輩、教授に聞きながら、やっとの思いで登録しました。

どの講義を取ったらいいのか分からない……(写真はイメージ)

講義を受ける中で、「この講義は楽しい」「この教授は面白くて好きだな」といった、講義の特徴をつかめるようになりました。

学生に人気のある講義って?

では、学生に人気のある講義、教授とはどういったものでしょうか。大学の講義は90分や100分など、高校よりもとても長い時間。ただでさえ1限は早起きでとても眠いのに、長時間の講義は集中力が欠け、寝ている人も……。しかし人気の講義では、寝ている人などほとんど目にしないくらい活発です。

人気の講義は寝ている人などほとんどいない(写真はイメージ)

プレゼン、グループワーク…常に頭を使い続ける

人気がある講義の共通点は、グループワークやディスカッション、プレゼンテーションなど、学生が主体となり、活動的な授業が繰り広げられていること。学生が自ら発言し、行動しなければならない授業は退屈しません。常に頭を使い考える時間が多いのです。

中高で行った班学習のような話し合いの時間があり、「良い意味で大学らしくない」ことに魅力があると感じます。他の授業と比べ、学生同士はもちろん、学生と教授の和気あいあいとした雰囲気にも人気が集まると感じます。

人気のある講義をする教授は、一方的に話し続けるのではなく、学生に話を振ったり雑談を交えたりと、たくさんの工夫をしています。明るい雰囲気や、話し方に魅了される学生も多いです。

もちろん、私の大学での一例ではあります。高校生の皆さんには、大学生になった際の、履修登録の参考にしてもらえたらうれしいです。