私は全日制高校から通信制に転校して私服通学になり、外見を磨くことを考える機会が増えました。そこで気付いた「自分軸で装いを決める」大切さをお話しします。(高校生記者・咲良=2年)

装いで第一印象は変えられる

以前、学校の探究活動でお会いした写真家の方が、「外見は意図的に使う」ものだと教えてくれました。以来、私は「その瞬間、自分はどんな人になりたいか」を考えて、その日の洋服などを決めるようにしています。

例えば、「理知的で落ち着いた印象」に見せたいときには、襟の付いたブラウスや深い色合いの洋服を選ぶ。温かく穏やかに見せたいときは、白やベージュの洋服を選び、シュシュなど柔らかい素材のヘアアクセサリーを付ける……などです。

「外見は意図的に使う」とは?

自分自身にとって魅力的な自分でいたい

「他人の視線が気になるから」外見を磨いてオシャレをするのではなく、「自分が、自分自身にとって最も魅力的であるため」にオシャレをする。そう考えることで、自然と自分自身について考えるようになりました。

もちろん、清潔感や身だしなみ、かしこまった場所に行く時にはTPOをわきまえることも必要。しかし、「どんな自分でも自信をもって人前に出ること」が一番大切であり、その自信を支えてくれるものが「外見を磨くこと」だと思うのです。

自分軸で外見を磨きたい

私は、決してルッキズム(外見至上主義)を肯定しているわけではありません。オシャレをすることに、体形や顔立ちは関係がないと思います。

しかし、特に初対面の方と会う場合には、外見の第一印象がとても重要。それは、通信制高校に転校し、講演会や探究のイベントなどで、私服でさまざまな方にお会いする機会が増えたからこそ感じたことです。

メイクも勉強してみたい

「自分自身は、どんな人として見られている自分が好きか」を考えることは、自分を見つめ直すこと、より自分を好きになること。そして、より魅力的な自分になるうえで、とても大切なことだと思います。他人の価値観や風潮ではなく、「自分軸」で考えることが、何よりも重要ではないでしょうか。

ぜひ、「自分にとって最もすてきな自分」を見つけて、他人や世間の風潮に流されず、自分のために、外見を磨いてみてください。