学校やプライベートでうまくいかないことがあったり、不安を抱えていたりして、心に負担がたまる「病み期」に突入してしまった時、どう乗り越えればいいのでしょうか? 高校生記者におすすめの対策を聞きました。

音楽に癒やされる

音楽の力は絶大! 好きな曲や心が落ち着く音楽を聴いたり、歌ったりして心を癒やせます。

【1】お風呂で熱唱

曲を選ばず、歌詞とメロディーを思い出せる曲からどんどん歌っていくことがポイントです。いろいろなジャンルを歌うことで、病んでいる以外の感情を思い出せます。自分への応援歌になる曲、「つらいのは私一人だけじゃない」と実感できる曲、「これから楽しいことが待っている」と気付かせてくれる曲もあります。(かすてら=1年)

お風呂でよく歌う洋楽の歌詞

【2】優しい音楽に身を委ねる

無理に明るくにぎやかな曲を聴くのではなく、あえてしっとりした曲を選んで今の自分を受け止めるようにしています。癒やされるBGMや、はやりの曲をオルゴール音にアレンジしたものもおすすめ。「病みそうなとき」にも、音楽を聴きながらゆっくりと甘い物を飲み、リラックスするようにしています。(桜いをり=2年)

気持ちが明るくなることをする

気持ちの切り替えになることをしたり、休息をとったりして、暗くふさいだ気持ちを吹き飛ばして!

【3】根拠はなくても自信を持つ

毎日鏡見れば「あ、今日もかわいいな!」と思い、人から褒められたら否定せずに「ありがとう」と笑顔で言う!(りとるしゃけ=2年)

【4】友達とご飯を食べる

友達とご飯を食べる時だけはネガティブの原因を忘れ、思い切り笑うことで、心の健康回復をしています! もし原因が友達関係だった場合は、寝て忘れるのが一番です。他の趣味などを考えながら寝ると次の日はスッキリ起きられます。(かな=2年)

気づいたら笑顔になれているかも(写真はイメージ)

【5】心と体の休息をとる

まずはしっかり休む。忙しい日々についていけなくなるとさらにつらくなるので、休息はとても大事です。寝不足だと暗い気持ちになりやすいので、睡眠時間を毎日確保して病み期を「予防」することも大切だと思います。(Aurora=1年)

【6】思いきり泣く

泣ける本を読んだり映画を見たりして、スッキリします。モヤモヤしていた気持ちが晴れ、切り替えることができます!(rim=1年)

苦しい気持ちと向き合う

落ち込む気持ちと向き合って原因を探ったり、ため込まずに吐き出したりすることで病み期を乗り越えよう。

【7】苦しい気持ちを打ち明ける

思い切って友だちに悩みを相談したり打ち明けてみる。ネガティブ思考な自分では考えつかない前向きな思想や言葉を友だちからもらって、病み期を乗り越えるようにしています。(らーゆ=3年)

自分で自分の心を理解することが病み期脱出への第一歩に

【8】日記に書き出す

出来事を覚えている範囲で詳しく、その時に感じた気持ちと一緒にスマホの日記アプリで書いています。実際に話すわけではないですが、誰かに話す感じで書くと、気持ちの整理がしやすいです。反省までする必要はなく、例えば腹が立った時には、相手に対し腹が立った内容を一方的に書くことも。(ちょこ=3年)

【9】泣く→気晴らし→相談

まずはしっかり泣いてストレス発散。それから、YouTubeを見る、音楽を聴く、運動、読書、楽器の練習、大声で歌うなど、したいことを気がすむまでした後、誰かに相談します。私の場合、家族は少し照れくさいので、学校の先生や信頼できる友達に相談すると、なんだか気持ちが晴れてきて、前を向けます。(ラパン=2年)