校則で禁止されていることも多いメイク。大学生や社会人になると「当たり前」になる化粧を、高校生はどう捉えているのだろうか。高校生新聞では「高校生のメイク事情」についてLINE公式アカウント「高校生新聞編集部」をフォローしてくれている読者の高校生133人に8月にアンケートを実施。寄せられた声の一部を紹介する。(編集・越沢琴奈)
メイクは「休日」に
まず、メイクをしているか、している人はいつメイクをするのか選んでもらった。回答者の46%がメイクをしていると回答。その全員が「休日」にメイクをしている。中でも「休日」にのみメイクをする人が最も多く、全体の31%だった。一方、メイクをしていない人は全体の54%だった。
「リップ」はマストアイテム
続いて、メイクをしている人にどんな化粧品を持っているか選んでもらった。96%と多くの高校生が「リップ」を持っているようだ。
スクールメイク、8割が校則で禁止
通っている学校の校則でメイクが禁止されているか選んでもらった。「禁止されている」という人が76%で「禁止されていない」人を上回った。
「下地だけ」「保湿用色つきリップクリーム」こっそりメイクの方法
校則で禁止されているがメイクをしている高校生に、何をしているのか聞いてみた。
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■クリアマスカラとビューラーで盛る
ビューラーでまつ毛上げて、クリアマスカラ、保湿用の色付きリップはバレない。そこそこ盛れる。(みかんゼリー・高校3年女子)
■フェイスパウダーを使う
薄紫の日焼け止めとフェイスパウダーを使った下地だけの薄化粧。(NF・高校3年女子)
■保湿用のリップでモチベUP
ラメは使わない。リップは保湿用の色がついていないもの。盛るメイクというよりモチベーションを上げるためのメイク。(おもち・高校1年女子)
■マスクの下でこっそり
マスクの下はバレないのでリップやリップグロスをしてる人が多い。(ぽっぷ・高校2年女子)
学校でのメイク、どう思う?「モチベーション上がる」「いじめが起こりそう」
学校でメイクをすることをどう思うか聞いてみた。
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■【良い】自分に自信が持てる
別に勉強に支障があるわけではない。メイクで自分に自信が持てるならいいことだと思う。(Kayla・高校1年女子)
■【良い】学校でのモチベーションアップ
メイクをすることでモチベーション上がる。自分がかわいくなると勉強のやる気も上がる。(のぎのわ・高校1年女子)
■【良い】社会に出たら当たり前に
社会に出たり大学に入ったりするとメイクすることが当たり前になる今の風潮で、学校でフォーマルなメイクも禁止するのはどうにかならないかなと思う。(きのこのかさ・高校3年女子)
■【悪い】メイクをする、しない格差
メイクする人としない人との間でいじめが起こりそう。「誰よりもかわいくなりたい」という気持ちに執着してトラブルになるかも。(夏蜜柑・高校3年女子)
■【悪い】マナーを守って
学校でのメイクは校則に従うべきだと思う。私の学校では、一部の女子が校則を破る上にトイレの手洗い場の鏡を占領してメイクをしている。手を洗う人の迷惑で良い気分ではない。(しょぼ・高校1年女子)
してくることは全く問題ない。しかし、授業中にメイク直しをするのは周りの人たちの意欲をそぐからやめるべきだと思う。(松・高校1年男子)
■【悪い】学校で自分をきれいに見せる必要はない
校則で決められていない場合でも、勉強の場である学校において自分をきれいに見せる必要はないし、メイクが気になって勉強に集中することができなくなれば本末転倒。(きなこ・高校2年女子)
■【どちらともいえない】肌が弱い人への配慮
派手なメイク以外ならいいと思う。ただ、体質的に化粧品が合わない人への配慮は必要。(ピーナッツバター・高校2年女子)
■【どちらともいえない】TPOを守ろう
程度によると思う。学校に限らずTPOを守れないメイクはダメだと思う。(はな・高校1年女子)
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