自己中心的な部員とどう関わっていくべきか。部活動の部長を務める読者の中学3年女子・たべたいやきさんからLINE公式アカウント「高校生新聞編集部」に相談が寄せられました。読者の皆さんから届いたアドバイスを紹介します。
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【たべたいやきさんのお悩み】自己中心的な部員との関わり方で困っている
関わりたくない部員がいて…
私は今、ある部活の部長をしています。実は、同学年に関わりたくないなと思う部員Aがいます。
Aは、部長を決めるときに「私を推薦して!」と後輩に強制的にAの名前を書かせるなど、場をかき乱す自己中心的な性格です。
以前、部内でテストがあり、Aには間違いがあって不合格に。その後、Aは他の部員のテスト中に勝手に入って、間違いをA以上に多くさせようと邪魔をしていました。さらに別の日、「部長が不合格にしたことに納得がいかない」とずっと話していたそうです。
陰で悪口、八つ当たりも
Aがやるべきことをしなかったため注意すると、帰り道で私の悪口を言っているのを見ました。悪口だけならいいのですが、困らせようと詰め寄ってきたり、八つ当たりしてきます。やめてほしいですが、注意するとまた無視されそうで怖いです。
関わりづらい部員とうまく話すにはどうすればいいですか? (中学3年女子・たべたいやき)
顧問に相談、割り切りも必要かも
部活内での問題なので、まずは顧問の先生に相談してみては? 個人対個人のやり取りは、問題をややこしい方向に発展させてしまう可能性があると思います。自己中心的な人は、自分では気づけません。かといって個人的に指摘してみたところで対立するだけです。
「期間限定の人間関係」だと割り切るのも、一つの手段。解決したいのであれば、顧問へ相談。割り切るのであれば、適度に受け流す。これからさまざまな集団で、多様な人たちと関わるための勉強期間と捉えてみては。(社会人女子・あやけん)
まずは練習を頑張って信頼を得る
私も自己中心的な部員に悩まされてきました。私が意識してきたのは、まずは練習を頑張って顧問の先生からの信頼を得ること。顧問の先生と良い関係を築けてきた時点で、先生に軽く雑談程度に相談をして、現状を知ってもらいます。
やはり先生という存在は大きいので、何かあれば助けてもらえるように言っておきます。いざとなれば先生が助けてくれると思うので、その自己中心的な部員とも堂々と話すことができると思います。(高校2年女子・ゆう)
理解者を集めて相手の話をまず聞く
1人で解決するのは、きっと時間と労力の無駄に。Aさんを自己中であると考えている部員を見つけて、自分の理解者を増やすことが必要。数人理解者が集まったら、真面目に本気でAさんと話し合う機会を作り、まずAさんの思っていることを全て聞いて、次に自分の思うことを全て話してみたらよいと思います。話を聞いてもらえない相手の話を聞くのは誰にとっても不快なので、「先に相手の話を聞く」のが重要。自分と相手との距離は、自分から近づいていくことなしに縮まることはありません。
最後に、やはり一番重要なのは、Aさんの立場や気持ちも考えて発言したり行動したりすること。他人を一度でも敵対視すると、自分も自己中心的に考えやすくなりがちだと思うので、常に第三者的な感覚を忘れないで接してください。大変だろうけど頑張れ!(高校3年女子・かずみん)
3年生だけで話し合いを
Aさんの行動にモヤモヤした思いを持っているのは他の部員も同じだと思います。まずは、3年生だけで話し合うことがオススメ。部をよくするためにどうすれば良いか意見を出し、耳を傾けることが大切です。抱え込まずに誰かに悩みを投げるのも選択肢の一つです。無理しないでね。(高校3年女子・烏帽子騎士)
少し距離を取ることも大切
関わりづらい人とは最低限のことだけしゃべるようにして、できるだけ会話を減らしています。その方がストレスもたまりにくいですよ。部長でも、たべたいやきさんも人間なので好き嫌いもあって当然です! 「この人合わないな」と思ったら、少し距離を取りながら生活していけばいいと思います。
私も中3のときにクラスのリーダーでした。苦手な人がいて、うまく会話が続かない時期も。どうしても関わらないといけない時は、できるだけ早く会話を終わらせようと無心になり、ストレスも少しは減ったと思います!(高校1年男子・まふぬ)
指示の出し方に工夫を
自分が部長だからという理由で、全てを抱え込まないで。部員が自己中心的なのは、その部員に問題があるので、深く気にする必要はないと思います。思っているようにはいかないこともあると思いますが、ただ指示を出すだけではなく、「こういう理由があってこのことをお願いした」みたいな感じで、具体的な理由も付け加えて発言や行動をしてみると良いかも。(高校2年女子・すずめ)
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