大学生になると、高校とは全く違う生活が待っています。現在大学1年生の私が、友人の大学生8人(1年生6人、2年生2人)に取材した情報を元に、大学生がよく使う絶対におさえておきたい用語を解説します。 (マリーナ=大学1年)

①空きコマ

講義と講義の間の、空いている時間のこと。高校生でも使う人がいるかもしれないが、大学生になると取る講義によって時間が空きがちなので、使う頻度が上がる。勉強する人もいれば、友達と過ごすという人もいてさまざま。

②フル単

大学の定める最大数のコマを取ることや、履修した単位を落とさず取りきるという意味で使う(大学によって使い方はさまざま)。私の通う大学は前者で使う人が多い。3、4年生は就活や卒論などで忙しくなることを見越して、1、2年生のうちに「フル単」することが多い。ただ、「週4時間で1単位」認定される講義もあるので、フル単達成のために頑張りすぎると大変かも。心身のバランスがとれる単位選択が大事!

単位の取得は計画的に(写真はイメージ)

③ラク単

「落単」「楽単」の二つの意味がある。

「落」単=単位を落としてしまうこと。出席日数や課題提出の有無、テストの点数が単位認定を決定付ける(授業によって評価基準は異なる)。たくさん単位を落としてしまうと留年になるので注意。

「楽」単=簡単に単位が取れるコマのこと。大学によってはサイトや冊子でオススメの授業があったりするので、要チェック!

④全休

科目登録(学期内で取る授業の申請)を行う際に、選択によっては1日全く大学に行かなくてよい日を作ることができる。だらけてしまう場合には注意だが、バイトや課外活動などに充てて、有意義な時間にすることも十分に可能。

ほかにも休講があって一日休みになるのを全休と呼ぶことも。

⑤リアぺ

リアクションペーパーの略称。講義を受けた際などに、学んだことや感想、講義をより発展させた内容をレポート形式にまとめること。筆者の学部では、字数は大抵300~500字程度あまり多くないが、ためてしまったり、たくさんあると大変になることも……。

⑥二外

第二外国語。スペイン語やフランス語、ドイツ語、中国語、韓国語などを開講している大学が多い。クラスがない場合は、同じ学部の学生でも接点がないままになることも。二外は、同じ学部の学生と仲良くなるチャンスでもある。大学によってはアラビア語のような日本ではマイナーな言語を学ぶことができる場合も。

二外ではマイナーな言語も学べるかも

⑦(授業を)切る

自分の意志で授業に行かない、という選択肢を選ぶこと。つまり、授業を休んだ際に使う言葉。「友達が昨日の授業切っちゃったみたいで……」といった使い方をする。履修放棄する場合も「切る」と表現することもある。

⑧絶起

ぜっきと読む。「絶望の起床」の略語。寝坊をして、授業に間に合わず、欠席しなくてはならなくなってしまうこと。大学生になると、サークルの夜練やバイトの深夜シフトによって、朝に起きられないことが増える。

時計を見て起床時間に絶望…(写真はイメージ)

⑨一女

大学1年生女子の略。まだ大学ライフを知らず、最も若い学年になることから、先輩からかわいがられたり、告白されやすいものとして認識される。2年生以降になると、「私もう一女じゃないから~」という先輩が増える。

⑩飲みサー

実際の活動より、飲み会などを通して仲良くなることが目的のサークル。浪人せずに入学した場合は、しばらく10代なのでお酒がまだ違法、かつ、飲みの場が苦手な人にはストレスになることもあるので、イヤならば新歓の時期に飲みサーかどうかしっかり見極めることが大切!