語学アプリでの出会いがきっかけで韓国人の友だちができました。旅行に行けないけれど、少しでもお互いの国を感じたい、ということでプレゼント交換をしました。コロナ禍だからこそできる海外交流を紹介します!(高校生記者・らーゆ=3年)
出会いはアプリ、チャットでどんどん仲良く
出会ったきっかけは、言語学習アプリ。性別や年齢も同じで、お互いに韓国語、日本語を勉強していて「ネイティブスピーカーとコミュニケーションをはかりたい」と思っており、高校1年の秋ごろからチャットを始めました。
学校生活や趣味などについて話す中で、若者の流行や厳しい大学受験、社会問題などでたくさんの共通点があり、境遇がそっくりであることを知りました。日韓関係が良くない状況で、初めはお互い緊張していましたが、会話を重ねていくにつれてどんどん仲良くなっていったのです。
国際郵便でプレゼント交換を企画
新型コロナウイルスの影響で、旅行や留学は残念ながら白紙に。それでも、少しでも互いの国の雰囲気を味わおうと、高校1年の冬に、国際郵便を利用しプレゼント交換を企画しました。
私から送ったのは、カップラーメン、袋ラーメン、ふりかけ、お菓子、パック、めぐりズム、休足時間、リップ、文房具、ポーチ、シールなどです。
「日本のアニメが好き」と言っていたので、ドラえもんやクレヨンしんちゃんのポーチ、鬼滅の刃コラボのお菓子やパック、消しゴムを選びました。辛いものが好きと聞いていたので、辛いラーメンやお菓子も同封。珍しそうな「ヤンヤンつけボー」なども入れました。食べてみたい食品や気になっているものを聞き、韓国語で説明をつけました。
相手からも餅チョコパイなどのお菓子や、リップやアイシャドウなどのコスメなどがたくさん届きました。
お互いの国を近くに感じた
「何を送ったら喜んでくれるのか」「国際郵便の発送はどうやるのか」など準備は大変。しかし、お互いに自分の国にはないものがもらえ、珍しくてうれしく、韓国(日本)を感じて楽しめました。これまでに2回交換しています。
航空便の方が早く届くのですが送料が高く、船便は到着まで1カ月以上かかります。「待っている間もわくわくして楽しめるよね!」と話し、船便を選択しました。
オンライン上でやりとりするのも楽しいですが、韓国からの手紙やプレゼントを受け取って、気持ちがより直に伝わってきて感動しました。コロナウイルスが終息したら、日本でも韓国でも直接会うことと、それまでに大学受験を頑張るという約束をしています。
受験が落ち着いたら韓国語の勉強に励み、翻訳機なしで会話をすることが目標であり夢です。