高校生や中学生がLINEや普段の会話で使う「言葉」について、高校生新聞ではLINE公式アカウント「高校生新聞編集部」をフォローしてくれている読者の中高生150人に5月にアンケートを実施した。流行語の一覧と、もう古くなっている言葉を紹介する。(編集・越沢琴奈)

【LINEでよく使う言葉】省略語でさっくりコミュニケーション

まずはLINEでよく使う言葉を聞いた。メッセージをぽんぽん送れるよう、短く略された言葉を好んでいる様子がうかがえる。

LINEで話すときによく使う言葉は?

草、くさ、草すぎwww、草なんだがw、草不可避、それは草、www

完全に定着した「草」。文章がちょっと柔らかくなる効果もあるとか。

■「面白いとき」も「返すのに困ったとき」も

なんか面白い、楽しい会話のときに使う。(のんちゃん。・中学2年)

返すのに困ったり、なんと返せばいいか分からなかったりするとき。(明明・高校2年)

語尾の「w」は冷たい文面にならないよう、実際面白くなくても使う。(高校1年)

それな、あーね、よなwww、それwww、んなwww、わかりみが深み

■同意や納得のあいづち

同意するときの言葉。とてもテンションが高いときにも使う。(のののん・高校2年)

「わかりみが深み」は共感のさらに上。(きょもらー・高校2年)

ま?、り、なー

1・2文字で打てる便利なあいづちを使い分けている。

■「手短に返事」

「ま」は「まじ」の略。しばしば「これマジ?」の略で「こマ?」などと使われる。「り」は「了解」「りょ」の略。承諾や理解したことを伝える時に使う。(ゴルジ体・高校2年)

「なー」は友達に同意し、手短に返事したいときに使う。(ぼーちゃん・高校1年)

ねね

■軽い呼びかけ

呼びかけに使う。「ねぇねぇ」だとちょっと面倒くさい感じになるけど「ねね」だと淡白で使いやすい。(めろんぱん・高校1年)

死ぬ、死んだ、しぬwww

中高生が「死」を使うときはポジティブな意味合いでも使われるようだ。

■推しが尊いときにも使える

「死ぬ」や「死んだ」などは推しが尊かったり、嫌なことがあったりしたときに。(渚・高校1年)

( ᐛ👐)パァ

■会話の方向転換

会話がよく分からないときに使う。(わらびもち・中学2年)

話をそらしたいときに使う。(中学3年)

希ガス

「気がする」という意味。

■「あ、そういえば~な希ガス」

「~な希ガス」みたいな感じ。「今日数学ある希ガス」とかで送る。(。・高校2年)

【対面で使う言葉】共感のバリエーションが多彩

LINEでの会話と同様の言葉も多く使われる中、対面で使うからこそ軽い意味に伝わる言葉も寄せられた。

対面で話すときによく使う言葉は?

結婚しよ、あいしてる

軽く友達に「好きー!」と伝えるときに使う。

■ありがとうの代わりに

「結婚しよ」はネタで好きな友達に使う。「あいしてる」は、教科書借りたお礼とかに言う。親しすぎない相手ほど役に立つ言葉。(ラッキーー・高校3年)

やばい、眠い、おなかすいた

■とりあえず言う言葉

会話のはじめの言葉、会話をはじめる切り札みたいな感じ。(ぼーちゃん・高校1年)

話すことがないときに言う。(よーぐると・中学3年)

それな、あーね、よなよな、確かに!、そうね!

LINEでも多く使われる言葉。共感を表す。

■文面とはまた違う言い方も

同じ共感の言葉だが、LINE上とは違う気がする! 共感したいときに使う。(ゆんゆ・中学3年)

ギャル

■「ノリノリ」を表す言葉

ノリノリになったときに「ギャル」と言う。(佐々木・高校2年)

脳死

■疲れているときに

お互い疲れてたりして会話が成立してないときに「やばい脳死だわ(笑)」みたいな感じで使う。(しお・高校1年)

【使うと流行遅れになる言葉】2年前の流行語はもう古い?

最後に、「今使うと流行遅れや古さを感じる」と中高生から挙がった言葉を紹介する。

ぴえん、ぱおん

2020年に流行した言葉。大泣きだと「ぴえんこえてぱおん」だとバリエーションがあったが、今はもう使っていない様子。

■悲しさをやんわり伝える

悲しいのをオブラートに包みつつ伝えるときに使った。(のののん・高校2年)

卍、まじ卍

さまざまな場面で使われるが「気分が上がったとき」が多かったようだ。

■気分が上がったときの言葉

やばい。勢いがあるの意味。(ティーケン・高校2年)

気分の盛り上がりを表す。(みさっち・中学3年))

今はあまり使わない略語

■写メ

「写真メール」の略。(ゆんゆ・中学3年)

■タピる

タピオカを飲むという意味。(あいすくりぃむ・中学2年)

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