日本の探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」で採取した砂などのサンプル(試料)の詳しい分析結果が初めて公表されました。 国内の8つの研究チームが分析しているうちの、2チームの成果が論文として発表されたものです。
分析結果によると、「リュウグウ」の元になった天体には、大量の水があったとみられます。リュウグウには、水と反応してできた鉱物が多く含まれていたためです。
リュウグウは、約46億年前の太陽系の誕生から間もないころにできた小天体が壊れてできたとされています。 今回の発見は、太古の地球にどうやって水が運ばれたのかという謎を解く手がかりになりそうです。
【はやぶさ2採取の砂に「多量の水」】https://t.co/JTHWPHdQ3P
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) June 9, 2022
サンプルには、たんぱく質の材料となるアミノ酸が23種類含まれていたこともわかりました。地球の生命の源は宇宙からもたらされたという説があります。リュウグウのサンプルに生命活動と関係が深いアミノ酸が含まれていたことで、生命の起源に関する研究も進みそうです。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」から持ち帰った砂や石について、JAXAや岡山大などの研究チームは、りゅうぐうの地下物質が含まれていたほか、たんぱく質の材料となるアミノ酸計23種が検出されたとする解析結果を発表しました。https://t.co/pMf7fUlt52
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) June 9, 2022
はやぶさ2が採取したサンプルのうち、3番目に大きいもののレプリカが公開されるということです。
「はやぶさ2」が2回目のタッチダウンで採取した小惑星リュウグウのサンプルのうち、大型のサンプルの写真です。3番目に大きいもの(写真で下段中央)については、そのレプリカを今週末から全国で公開します。是非、ご覧下さい。
— 小惑星探査機「はやぶさ2」 (@haya2_jaxa) June 8, 2022
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