私は昔から国語が得意です。中学の時に平均が40を下回るテストで90点台、模試で県1位、全国3位。高校生になった今は模試で偏差値70をキープしています。国語が苦手な人でも負担が少なくてすむ、オススメの勉強法を紹介します。(高校生記者・KANAE=2年)

1、語彙(ごい)量を増やす

英語に例えると分かりやすいと思いますが、単語を知らなければ誤った解釈につながります。英語と同じで、現代文を解く上では「いかに筆者が述べたいことに気づくかどうか」が鍵になります。

解いた日や大事なところをメモしている

なので、まずは熟語や慣用句をしっかりと覚えましょう。覚えるのが苦手な人は、「語句のイメージでつかむのもいいと思います。ただ語句を暗記するだけでは定着しないので、新聞や本を読んで「実際の文章に触れてみる」のがおすすめです。

2、要約は「キーワード」を見つけて

要約問題は「今読んだばかりなのにまとめるなんて無理……」と思いますよね。文の流れが整っていて、要約に盛り込むキーワードを押さえていれば、実は部分点をとりやすい問題です。

少し迷った問題には△、間違えた問題には×をつけている

キーワードを見つけるコツは「接続詞」です。大体「最後の段落」に接続詞(「つまり」「よって」など)があり、まとめられています。その部分を使いましょう。これは漢文や古文においても言えることです。

キーワードを見つけたら、含まれている部分をまとめていきます。たまに抽象的な表現で書かれていることもありますが、内容を後ろから追っていけば分かります。現代文では序論にテーマや質問が述べられていることが多いので、そこもうまく盛り込めば字数を稼げます。

読書家でもある私がお勧めしたい本

3、古典は暗記だけに頼らない方法も

古典は、特に暗記が苦手な人には苦痛でしかないし、得意な人でも覚えるのが追いつかないこともあると思います。

漢文の再読文字や古文の助動詞の訳は、あまり覚えなくても文章から解けることが多いです。例えば、漢文の使役動詞「使(しむ)」は、「使役の『使』」とさえ覚えておけば「何々させる」だと分かります。あとは文章から主語を補えば訳出できます。あまり時間をかけず、コツをつかんで勉強していきましょう!