「デジタルデトックス」とは、スマホやPCなどのデジタルデバイスに触らない日を作ることです。私はスマホの触りすぎでメンタルが不調になった目が痛くなったりすることが多かったので、スマホと良い距離を保つ方法を考えました。(高校生記者・みかみ=3月卒業)

1、スマホを使う理由を壁紙にする

スマホのメモ機能で「スマホを使う理由」を書き出し、スクリーンショットを撮って壁紙にします。私は「友達や両親と連絡を取り合う」「YouTubeで勉強動画を見る」などを書きました。いつでも目的が目に入るので気が引き締まり、脱線しづらくなりました。

元々の壁紙はネットで見つけた「スマホに触るな」みたいな画像でしたが、途中でつらくなったので変えました。

スマホを使う目的をメモして壁紙に

2、SNSをアンスト

私はゲームやSNSのためにスマホを触る傾向がありました。あとで時間を浪費したと悔やむ原因になっていたので、SNSも、事前に断りを入れて友達整理やアンインストール等をしました。

3、使い過ぎ防止のアプリ導入

ストレスのせいで夜に一番使いすぎる危険があったので、勉強の前に「スマホをやめれば魚が育つ」アプリを導入。タイマーで利用制限した分に応じて、アプリ内の魚が成長するもので、起動して翌日まで放置したりしました。

4、スマホの機能をほかの道具で代用

「調べものはPCや電子辞書」「音楽はウォークマンやラジカセ」「学校の連絡は手帳」というように、スマホの機能を他の道具で代用しました。

PCではLINEや調べもの、ウォークマンはリスニング用

スマホ利用はLINEや電話程度になって、目に優しいです。

5、あえてWi-Fiをオフ、自分から遠ざける工夫を

「Wi-Fiをオフにし本体のギガだけでスマホを使う」「外出時にスマホを持ち歩かない」「自分の部屋に持ち込まない」「先述のアプリやスクリーンタイムの時間制限のパスワードを親にかけてもらう」などです。

パスワードは自分でかけると自分で外してしまうので、親に頼みました(苦笑)

ストレスをスマホにぶつけない私になった

元々私は高1の5月までスマホを持っていなかったこともあり、昔のやり方に戻しただけだったので、スマホから離れるのは楽でした。

中学生の頃から、周囲の高校生はスマホを触っている時間が長いと感じていました。依存症のようで苦手なのです。始業前や昼に教室でスマホを使っている人は多かったので、比べてみて「スマホを使わない私」を感じ、少し優越感がありました(笑)

最終的に、普段の利用はだいたい1日1時間以下になりました。一番大切なのは「自分の性格を考えること」だと思います。私は、イライラや寂しさが募ったときにスマホを触ることが多かったので、ノートで自分の心境を整理したりして、ストレスをスマホだけにぶつけないようにしました。皆さんも自分とスマホの良い距離感を探ってみてください。