高校で頑張りたいことは何ですか? 勉強、部活、学校外での課外活動。どうしたら充実した高校生活を送れるのか、先輩たちに聞いてみました。前回の記事はこちらから。
部活との両立は「切り替え」力が肝心
―皆さん、部活や学校外の活動に取り組んでいるのですね。それらの活動と勉強との両立って、どうしていましたか?
Cさん(3年女子、地学部・放送部) 私は夏休みなどの長期休暇中に活動するものを選びました。地学部はほとんど活動がありませんでした。なので、勉強との両立に関してはあまり大変ではなかったですね。
Aさん(2年女子、天文部・音楽部) 音楽部は多くて週に3回、天文部も多くて週に1回で時間も決められていませんでした。なので、ボランティアをしてもそんなに勉強に支障はありませんでした。
―Bさん、Dさんは結構がっつり部活がありましたよね。
Bさん(3年女子、放送部・科学部) 学校にいるときは部活優先、家には部活の内容を持って帰らないようにしていました。課外活動については、休日の余裕のあるときに募集しているボランティアなどに参加しました。私も両立にはあまり苦労しませんでした。
―Dさんは平日毎日夜7時まで活動だったと聞きました。両立は大変じゃなかったですか?
D さん(3年男子、科学部)「部活と勉強の時間をしっかりと切り替えること」「通学時間に電車で勉強すること」を心がけていました。ただし、3年の春で引退したので、受験期には勉強との両立はそこまで苦労しませんでした。
―なるほど。部活や勉強の時間をしっかり分けて確保していたのですね。
自分に合った塾選びを
―勉強についていくため、塾や予備校などを利用するか迷う人も多そうです。みなさんは?
D 東進と個別指導塾に通っていました。
A 2年になるタイミングで河合塾マナビスに通い始めました。
B 個別指導塾に3年の春まで通っていました。1年から基本的に定期テスト対策はせず、大学入試に向けてでした。
C 私は2年まで小学生から通っていた小さい集団塾の高等部、2年の最後から映像授業の塾に通いました。2年までの塾は定期テストメインでした。難関大は自分で勉強できる人でないと無理な塾でした。
―どんな雰囲気でしたか?
C 映像授業をすべて見るのが大変でした。
D 個別指導塾で英語と数学の授業を受けていましたが、毎週どちらも2時間ずつ1対1で習っていました。数学は定期テスト、英語は難関大入試向けという感じでした。
B 私の通っていた塾は1コマ90分の個別指導で演習をし、わからないところを質問する感じでした。学校で習っていないことを教わっていました。学年が上がると一部の教科で集団授業がありました。
―どのような基準で塾を選びましたか?
B 体験授業の教え方が分かりやすく、自習室があったことです。
A 知り合いの紹介で入りました。近さも重視しました。
C 高校生向けの塾をよく調べておらず、知ってる選択肢が小学校から通っていた塾と映像授業の塾しかなく。映像授業の塾に入ってから高校の近所に難関大向けで私の学校向けの塾があることを知りました。
B 塾については私の場合、やめた後に自分に合った勉強法を見つけ、成績が上がりました。塾のおかげで1年生の頃から勉強する習慣ができていたこともあり、一概に塾を勧める、否定するということはできません。結局は自分次第だと思います。
部活も恋愛も「余裕をもって」
―後悔しない高校生活のために何をすればよいと思いますか?
C どの活動をするにしても、自分の体力とよく相談して、ネットや学校の先輩からよく情報収集をするべきだと思います。
私の学校は実績がある部活は活動量がいわゆる「ブラック」で、勉強で苦しんでる人が多くいました。そのような人への学校のサポートが弱く感じたので、あまり活発な部活には入りませんでした。勉強については、春や秋に学校が行事などで忙しくなりがちなので、夏や冬に勉強を進めておくことをおすすめします。
―Dさんは恋愛経験で伝えたいことがあるんですよね?
D はい。受験学年で異性と付き合うのはあまりおすすめしません。これは私の実体験なのですが、失恋したときにものすごく成績が下がることがあります。2年の終わりまで付き合っていた彼女がいましたが、振られてから模試の成績がとても下がりました……。