一度しかない高校生活。勉強を頑張ったり、たくさん思い出を作ったり、後悔のないようにしたいですよね。高校生記者3人に「高校時代にやっておいたほうがいいこと」をテーマに語り合ってもらいました。(司会・構成 越沢琴奈)

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「楽しい思い出」が自分を支える

―高校生活の充実のために、休日をどう過ごすかも関わってきますよね。みなさんはどのように過ごしていますか?

B(2年女子) 土日合わせて3、4時間は勉強。残りの時間は、友達と遊んだり、本を読んだり、テレビを見たりしています。最近は、テレビでたまたま見たNHKの「マイケルサンデルの白熱教室」が面白くて全て録画しました。本では『蜜蜂と遠雷』に感動しました。

C(2年女子) 部活や、最近はテーマ研究の授業の調べ物をしています。あとは家族と過ごしたり、テレビを見たりします。家族とはボードゲームやカードゲームで遊ぶか、公園やショッピングモールへ行くことが多いです。

B テーマ研究は面白そうです。高校ならではの探究活動は普段の授業より楽しいですよね。

C 楽しいです! いつもの勉強とは違う難しさと魅力を感じます。

―家族や友達との時間も大事にしているのですね。休日は勉強も大事ですが、趣味や友達との時間、何もしない時間も同じくらい大事だと思います。

B 思い出作りも今のうちにやるべき。部活で大会に向けて頑張ったり、友達とご飯を食べに行ったり、家族とおでかけしたりするのは濃い思い出になるでしょう。日常のなんてことない生活も笑顔で楽しめば思い出になると思います。二度と戻らない青春を楽しんで、いっぱい笑った記憶が、これから苦しいことがあったときに自分を支えてくれる気がします!

C 高校で本当に打ち解けられる友達が作れると一生の宝だと思います。コロナ禍を経験して、友達と会える「尊さ」を感じました。

B 一生モノの友達が作れるのも「今」ですね。誰と仲良くなれるかは接してみないとわからないから、いろんな人と関わることが大事だと思います。

A(2年女子) 大学で出会うこともあると思うけれど、やはり高校で出会えた友達は特別ですよね!

B 私も高校生活は特別だと感じます。たあいのないことで笑えたり、取るに足りないことに没頭したりできる最後の時期な気がします。

「一生モノの友達」の作り方は?

―「一生モノの友達」ってどうしたらできるでしょうか?

B まずはいろいろな人と関わること。誰と仲良くなれるかは接してみないとわからないからです。運動会のちょっとしたことで話すようになって、気が合うとわかった子もいます。

一緒にいて楽しいし、信頼できて互いを応援し合える友達に一人でも出会えたら幸せ。とはいえ、一生モノの友達は作ろうと意気込んでできるのではなく「気がついたら良い関係が卒業後も長続きしていた」というものだと思います。

C コミュニケーションを面倒くさがらないことが大事。Bさんも言う通り、話してみないとその人と自分が合うかはわかりません。

学校とかが別れて関わりがなくなっても連絡を取り合うような関係、相手にされてちょっと嫌な行動があったときにも素直にお互い気持ちを伝え合える関係性が「一生モノの友達」になると思います。

青春を楽しみたい(写真はイメージ)

A 私はインドア派で自分の時間を楽しむことが多く、頻繁には友達と遊びません。家ではたまったドラマを見てだらだらしています。インドア派ではありますが、近場に出かけることは多いです。プールに行ったり、母と買い物に行ったりします。思い出の作り方は人それぞれでいいと思います。

B そうですね。自分が楽しいと思える方法でいい思い出ができるのが一番です。

体力や時間がある貴重な「今」を意識して

―最後に、高校生活を後悔なく過ごすために今からしたいことを教えてください。

A さまざまなことに挑戦する体力、時間があるのは今だけ。なので、今からいろいろなことに目を向けて動いていきたいです。毎日ぼーっと家でスマホをいじるのはやめます!

B 広いようで狭い世界のスマホばかりをいじるのではなく、リアルの経験をもっとしていきたいです。具体的には行事の委員やボランティアに積極的に参加したいです。そして一番は、今を楽しみたいと思います!

C 現状に満足しないで楽しく挑戦をしたいです。高校生活が終わる頃に「これを頑張ったな」と胸を張って振り返ることが何かあるといいです!

―一度しかない高校生活、後悔なく過ごせるよう、まずは行動することを心がけるといいかもしれません。