読者の高校生・ゆきさん(1年女子)は、高校入学後ひとりで過ごすことが多く、孤独でした。そんな彼女を救ったのは「3年日記」。日記を書き始めて、気持ちが楽に、前向きになれたというゆきさんの体験談を紹介します。

「3年日記」で自分を振り返ろう

私は毎日日記を書いています。それもただの日記ではなく、「3年日記」です。

3年日記とは、1ページに3年分書く日記のこと。例えば、今日が1月1日だとします。まず、ノートの1ページを横に3分割し、一番上がその日のスペースです。1年後、前年の1月1日のページの2段目に日記を書きます。

このノートとペンを使って日記を書いている

普通の日記と何が違うのか? それは「去年の自分が何をしていたか」が分かり、過去を振り返りやすいこと。

例えば、「去年の模試の結果どうだったっけ」と思ったときは、日記を見ればすぐ分かります。1年前と今の自分を比べて「初々しいなぁ」と思うこともあるでしょう。「1コ下」というだけで、若く感じるはずです。

いつも一人…孤独な私を救った

始めたきっかけは、高校生になって環境が大きく変わったから。中学までは、小学校が一緒で元々知っている友達がいました。高校生になった途端、知り合いがいなくなり、人見知りを発動。学校ではいつも1人で、孤独で、自分の気持ちを言葉にできないのがつらかった。「どこかで思いっきり自分を出したい」と思ってたどり着いたのが3年日記でした。

日記を書くことで気持ちが楽に

今は始める前より気持ちが楽になり、心に余裕ができた分、人とも話せるようになりました。ちょっとずつですけどね。

何より、来年、ちょっと大人になった自分がこれを読んだらどう思うだろうと考えるのが楽しい! 今では、気になっている先輩のこと、今日食べておいしかったものの話など、いろいろさらけ出してます(笑)

言葉で気持ちをさらけ出して

私が伝えたいのは、自分の気持ちをさらけ出すことは、とっても大事だということ。日記でも友達に話しても、どんな形でもOK。言葉にすることに意味があると思います。

そうすると、心がとてもスッキリ、前向きになれるし、嫌なことも忘れやすい。実際私は、3年日記を始めて性格がだいぶ丸くなりました。人に言われるくらいです(笑)。これからもずっと続けていこうと思います。(高校1年・ゆき)

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