「授業内容の理解を深めたい」「問題を解く力を身につけたい」「もはや基本でつまずいた」。苦手科目に挙げる人も多い「数学」。学習の手助けとなる、オススメの参考書を高校生記者たちに紹介してもらいました。

オールカラーで見やすい

よくわかる数学Ⅰ・A【新課程】(学研プラス、山下元著、1760円)

基本中の基本から復習でき、オールカラーでとにかく見やすいです。私は以前数学に苦手意識を抱いていたのですが、この参考書を使うことで数学がとても好きになれました。おすすめです。(ゆいまる=2年)

「本当に苦手」な人向け、話し言葉で分かりやすい

坂田アキラの三角関数が面白いほどわかる本(KADOKAWA、坂田アキラ著、1430円)

このシリーズの参考書は、「数学が本当に本当に苦手」という人におすすめです。問題を解くまでの計算式が全て書かれており、「どうしてこんな答えになるの?」ととまどうことがありません。

基本的に話し言葉で書かれていて、つまずきやすい所にも丁寧な説明があります。単元別に出版されているので、苦手分野だけ集中的に勉強するのにも使えると思います。(みかみ=3年)

 

 

網羅的に問題掲載、模試にも強くなる「先生も推す」名著

チャート式 増補改訂版 基礎からの数学Ⅰ+A(数研出版、チャート研究所編著、2002円)

解けなかった問題には印をつけている

まず例題を解き、分からなかった問題はしっかりと解説を読んで理解してから、もう一度解いてみます。間違っていた場合は、演習例題に取り組みます。2周目からは、間違えた問題をできるまで解き直します。問題を解くためのポイントがおさえてあるので、模試にも強くなります。(ワイヤレス芥子=1年)

チャート式 基礎からの数学Ⅲ(数研出版、チャート研究所編著、2046円)

問題数のボリュームが群を抜いている

よく知られる参考書だと思いますが、やはりレベル別に取り組める「分かりやすさ」とあらゆる問題形式に触れられる「網羅性」の点において優れていると思います。問題数で気が引けてしまうかも知れませんが、問題をザーッと確認していくだけも、十分に出題パターンを学べると思います。「何周もやった人は必ず合格している」という、先生方からの定評もあります。(まじめがね。=3年)