高校生新聞の読者のみみみさん(高校3年・女子)から、学校の進路指導についてモヤモヤしているという声が寄せられました。地元の国公立を推してくる、寄り添ったアドバイスをしてくれないなど、不満を持っています。

東京の私大だと敬遠される

私が通うのは地方の公立高校です。進路選択において、私には校内外で頼れる人が誰もいなかったので、文理選択も科目選択も主にインターネットで調べて決めました。

必死に勉強を重ねている

学校は文武両道を掲げているけれど、体感的には学校の1割くらいの生徒しか実践できている人はいません。高2まで、先生たちはとにかく「勉強しろ」と言い、高3になると、地元の国立大を薦めるような声が増えてきます。科目選択で国立大コースにしたけれど、こっそり私立大にする人も多いです。

先生方の多くは、地方の国立大出身。東京など首都圏にある私立大学を志望すると「学費面だけ」で敬遠する姿勢を示すことが多いのです。

焦ってる私に寄り添ってくれない

私は頑張りたくて、進路指導の先生のもとに何度か相談に行きました。学年集会では「難関大学を目指すことも、地元の大学を目指すことも気持ちは一緒だ」と言っていたのに、「〇〇大(難関大)を目指してるのに、地元の△△大になったら悲しいだろう?」と反対のことを言われました。

理系の科目も頑張っています

私は学校の進路指導に期待しすぎたところもあったのでしょう。失望した部分が多かったです。ですが、全員がそういった先生というわけでなく、尊敬している先生たちもいます。その先生方は、学習面が厳しい指導であっても、「状況を打破するために一緒に頑張ってみよう」と言ってくれます。「信頼できる人を信頼すべき」だということを痛いほど学びました。(高校3年・みみみ)

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