あの時、ああしてたらなぁ…。私は中学3年生のころのある自分の行動を今でも悔やんでいます。多分一生消えない後悔です。（高校生記者・ジャクス=1年）

ダンスを習って毎日練習漬け

小学2年生の冬ごろ、私はダンスを習い始めました。4年生のとき、中学受験の勉強のためやめてしまいましたが、中学2年生の夏前に、もう一度ダンスを習うことを決めました。

ダンスを再開して、毎日練習づけだった（写真はイメージ）

最初は基礎クラスでしたが、ブランクが長くて毎日練習づけでした。そんな中、努力が報われ、中学3年生になる前に選抜クラスに呼ばれました。

毎日みんなに追いつくのに必死で、選抜クラスに行きたいと思う暇さえなかった私は、本当に驚き、喜び、いろんな感情が入り混じっていました。

特選クラスに選ばれて

選抜クラスになった途端、選抜クラスのさらに上のクラス、特別選抜クラス（特選）に強い憧れを抱き、特選に上がりたいと強く思うようになりました。

そんな憧れのクラスの皆さんと話したり、アドバイスをもらったりしてみたいと思い、勇気を出して話しかけてみました。そんなふうにして、憧れの特選の人たちとしゃべれる機会がある中、頑張っていたところ、なんと3年生の冬ごろ、特選に呼んでもらえました。本当にうれしくて、夢か現実か何度も確かめました。

憧れのメンバーを前に話せなかった…

そして迎えた特選クラスでの最初のレッスンの日。私には大きな問題がありました。

それは、今まで特選の人たちとは敬語でしゃべっていたということです。同じグループのメンバーになり仲良くしたい気持ちがあります。でも、それまで本当に憧れだった人たちにいきなりなれなれしく話すなんてできません。

そんなふうにグズグズしていたら時間だけがたっていき、あまりみんなともしゃべれないまま、お別れの日がやってきました。高校生クラスに移動になったのです。そして今はそのダンススクールは辞めて、違うスクールに通おうと探している最中です。

最後のステージで身に着けた衣装とシューズ

「もっとしゃべっていたらよかった」

毎日そう思います。もっとしゃべってたらたくさん感謝を伝えられたし、思い出もたくさんできたはずです。けれども、そのグループにあまりなじめないまま終わったと思うと、本当に後悔しています。

自分に自信をつけることの大事さを学んだ

私は元から新しい環境にはなじみやすい性格でした。けれど、憧れの特選メンバーには話しかけられませんでした。

この一件から、私はもっと「何事にも頑張ろう」という気持ちが芽生えました。頑張って、自分がみんなに憧れてもらえるような存在になって、自分に自信を付けることが、今の自分には大事だと思ったからです。

もう過去に戻ってやり直すことはできないからこそ、未来に良いように変わっていけるように、これからも強い気持ちを持って頑張りたいです。