8月~9月上旬に公開がスタートする新作映画の中から、高校生におすすめする5本を紹介します。邦画・洋画、さまざまなジャンルから厳選してピックアップ。映画館で心に残る、最高の作品に出会ってみよう!(中田宗孝)
かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦 ファイナル
King & Prince平野紫耀と橋本環奈がはまり役を演じてヒットした同名漫画の実写化第2弾。「告白したほうが負けである!」と互いに考える、高校生の男女による高次元の恋愛頭脳バトルが、ついに最終決戦を迎える。
今作は、原作漫画で読者人気の高い体育祭&文化祭のエピソードを描く。イケメン生徒会長を演じた平野紫耀の振り切ったコミカルな演技が楽しめるのも大きな見どころの一つだ。連載中の原作とは違ったエンディングが実写劇場版でどう展開するのかも期待が高まる。
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監督:河合勇人
出演:平野紫耀(King & Prince)、橋本環奈、佐野勇斗、浅川梨奈、堀田真由ほか
配給:東宝
公開日:8月20日(金)
子供はわかってあげない
幼いころに別れた父親とひと夏を過ごす女子高校生を描いたハートフルムービー。
娘と父の海辺でのゆる~い暮らしとともに、水泳部の部活動や同級生男子との淡い交流が盛り込まれ、高校生の青春を存分に感じさせてくれる。
ヒロイン役の上白石萌歌は、みずみずしい存在感を発揮し、物語を引っ張っていく。競泳女子のはつらつさ、疎遠な父との関係に戸惑う娘の繊細な心の機微を観る者に届ける好演ぶり。
何かが起こりそうな、夏休みのワクワクが凝縮された一作だ。
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監督:沖田修一
出演:上白石萌歌、細田佳央太、千葉雄大、古舘寛治、斉藤由貴、豊川悦司ほか
配給:日活
公開日:8月20日(金)
沈黙のレジスタンス ユダヤ孤児を救った芸術家
「パントマイム」で世界的な成功を収めたフランス出身の故マルセル・マルソーが体験した第二次世界大戦での出来事を映画化。
のちに「パントマイムの神様」「沈黙の詩人」と呼ばれるようになる実在の無言劇俳優の知られざる青年期が本作で明かされていく。
マルセル青年は、ユダヤ人の戦争孤児たちをナチス・ドイツ軍の迫害から救うべく奔走。
自らの命の危険が迫る状況でも、心からの笑顔と最大限のユーモアを子どもたちに注ぐ、マルセルの行動は深い感動を呼ぶ。
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監督:ジョナサン・ヤクボウィッツ
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、エド・ハリス、エドガー・ラミレス、クレマンス・ポエジー、カール・マルコヴィクスほか
配給:キノフィルムズ
公開日:8月27日(金)
スペース・プレイヤーズ
プロバスケ最高峰のリーグ「NBA」で活躍する、現役スター選手レブロン・ジェームズが本人役で主演することでも話題を集める本作。
バーチャル世界に捕らわれた息子を救うレブロンの勇姿を、実写とアニメを融合して描いていく。大ピンチの彼のもとに集まったのは、バッグス・バニーら米国アニメ「ルーニー・テューンズ」の人気キャラクターだ。レブロンは最強の仲間たちと協力して「eスポーツバトル」に挑む。過去の名作映画&キャラが多数登場する劇中の小ネタも満載で、大興奮間違いなし!
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監督:マルコム・D・リー
出演:レブロン・ジェームズ、セドリック・D・ジョーンズ、ドン・チードル、オシェア・ジャクソン・Jr、チャールズ・バークレイほか
配給:ワーナー・ブラザース
公開日:8月27日(金)
アナザーラウンド
4人のおじさん高校教師が飲酒で人生逆転を狙う! 酩酊(めいてい)状態で日常を過ごすと、なんと生徒から不評だった授業も私生活もうまく回り始める。だが、調子に乗り“アナザーラウンド=もう一杯!”と、彼らは底なしに飲み続け……。
酔っぱらいの喜劇に終始せず、物語は思わぬ波乱へと向かう。その展開こそ、本作が映画界でもっとも権威ある「アカデミー賞」の「国際長編映画賞」に輝いたゆえんだ。教え子たちの卒業パーティー当日、4人の教師に胸迫るドラマがおとずれる。
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監督:トマス・ヴィンターベア
出演:マッツ・ミケルセン、トマス・ボー・ラーセン、ラース・ランゼ、マグナス・ミラン、マリア・ボネヴィーほか
配給:クロックワークス
公開日:9月3日(金)公開