勉強しないといけないのに、ついついスマホを触ってしまう。多くの高校生の悩みの種ですよね。地方の高校生の大学進学を応援する東京大学の学生団体「FairWind」に所属する豊澤美玲さん(文科三類2年、久留米大学附設高校出身)から高校生への、「誘惑の断ち切り方」のアドバイスを紹介します。
恥ずかしながら、私は人並みよりもかなり誘惑に弱い人間だという自覚があります。
そこで今回はそんな意志の弱い私が実践している(してきた)、誘惑を断ち切るための方法を3つ紹介します。
誘惑に負けがちなそこのあなた、必見です。
①親にスマホを隠してもらい腕時計生活
多くの方も同じだと思うのですが、私はとにかくスマホに弱く、自習室などで勉強していてもついつい見てしまうタイプです。
そこで受験生のときは、秋ごろから親にスマホを隠してもらい、スマホなしで生活しました。
どうしてもインターネットを見たいときは、親にスマホを借りていました。
経験から言うと、受験生は腕時計さえあれば、スマホなしでも生活できます。
この方法は勉強に集中できるようになり、確実に成果がありました。
ただ、この方法の欠点は、誘惑を断ち切ることには成功するものの、意志が強くなるわけではないので、誘惑との付き合い方は学べませんでした。
効果:★★★★★
②絶対に開けられない箱に入れる
大学生になってからは、一人暮らしなので自分だけで誘惑に対処しなければなりません。
そこで、タイムロッキングコンテナという、設定した時間の間は絶対に開けられない箱を買いました。
ただし、まず自分が箱に入れる気にならないと意味がありません。
勉強中の雑念は排除できますが、始める意志が重要になり、役に立つときも立たないときもあります。
効果:★★★★☆
③勉強の「前」にご褒美、先に欲を満たす
よくあるやり方としては、目標を達成したら、ご褒美を貰えるという方法がありますよね。
私は逆で、勉強などの前に、自分にご褒美をあげる方法をとることが多いです。
例えば私はちょっとお高いで有名、ハーゲンダッツのストロベリー味が大好きなので、
勉強の前に食べることで、「ハーゲンダッツストロベリー味を食べてしまったからには集中しなくては」と先に自分を追い込む効果があります。
同じハーゲンダッツでも他の味では勉強のやる気は出ません。謎のこだわりです。
自戒ですが、勉強のたびにやっていたらお金もかかるし太ってしまうので、食べ物のご褒美はここぞというときだけにしたほうがいいです。
ただ情けないことに、食べてしまったあとにだらけてしまうこともあります。
効果:★★★☆☆
ここまで読んでくださった方はおわかりでしょうが、私は工夫してもかなり誘惑に負けてしまっています。
一番大事なことは、誘惑に負けてしまっても後悔しすぎないことです。
反省することは大事ですが、くよくよ悩むよりも今からできることを考えて、まずは行動に移しましょう。
これが誘惑を断ち切る方法よりも、私が一番伝えたいことです。
私も誘惑と日々戦うため試行錯誤しています。
他の方法があるよ!同じことしてる!やってみる!という方は、ぜひFairWindのサイトから教えてください!
- 【FairWind】東京大学の学生がつくる団体。地方と都会の教育格差の解消をめざして、東大生と地方の高校生との交流などの活動をしている。