英単語のような単純な暗記は、退屈で面白くないうえに、覚えてもすぐに忘れてしまうものです。しかし暗記法の改革をしてから、短い時間でできてかなり忘れにくい暗記術を手に入れることができました。(高校生記者・じろう=3年)

ルーズリーフで「マイ単語リスト」作成

使用するのは、バインダーとルーズリーフ、カラーボールペンです。ルーズリーフを縦半分に折って、自分の知らない英単語について、左側に英単語、右側に日本語を書きます。

書く単語は片面に6個、両面で12個のみにして、紙はぜいたくに使いましょう。

3年間この勉強法を続けたルーズリーフの束

こうやって作った「マイ単語リスト」を毎日1回確認します。表裏すべての単語が分かった場合は左上に正の字を書いていき、5日間すべての単語が分かったらクリアです。

さらにその2週間後、1カ月後、2カ月後、3カ月後の日付を記入し、書いた日付の日にそのリストをもう一度確認します。

分からなかった単語は新たなリストに記入します。1回目は黒、2回目は青、3回目は緑、のように色を変えましょう。

分からなかった単語は色ペンで記入

このリストは1日に20枚くらいずつの同時並行で行い、すべてバインダーに保存しておきましょう。この方法の良いところは、自分の知らない単語だけに絞って暗記が行えることです。時間効率も暗記効率も上がることが期待できます。

ほかの教科にも応用可能

この勉強法はほかの教科にも応用可能です。例えば日本史の一問一答でも、各問題に正の字を書くことで分からないところを視覚化でき、漏れもなく高速で暗記を行うことができます。

他教科(写真は地理)にも応用できる

私はこの方法で、偏差値30から全国模試で一桁代の順位が取れるまでになりました。皆さんもぜひ、この「正の字暗記術」を試してみてください。最初は大変かもしれませんが、慣れると速度、効率、正確性すべてが大幅に上がります。