LGBTQはレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、Q…? こうなる人が多いのではないでしょうか。LGBTQのQ、これはQuestioning、Queer、その他のジェンダーを指すという指摘もありますが、私の体験談ということで、クエスチョニングな私について少し語ります。(高校生記者・ぴょん=3月卒業)

私はクエスチョニング

そもそもLGBTQは、さまざまなセクシャリティーがあるということで、代表的なものの頭文字をとったものです。

LGBTQを象徴するレインボーフラッグ

注意しなければならないのは、T(トランスジェンダー:体の性と心の性が一致しない)は性自認(自分の性をどう認識しているのか)についてということ。L(レズビアン:女性と自認し女性が恋愛対象)、G(ゲイ:男性と自認し男性が恋愛対象)、B(バイセクシュアル:男性も女性も恋愛対象)は、好きになる性のタイプであることです。

Questioning(クエスチョニング)はその名の通り、や好きになる人の対象や心の性が定まっていない/定めていないということです。

人を好きになるのは人柄にひかれるから

私がこう思うようになったきっかけは、人を好きになる時にその人柄にひかれるので、ジェンダーは関係ないのではないかと考え始めたからです。

そうなれば、バイセクシャル、パンセクシャルなのではないか、となります。しかし、私は今まで男の子しか好きになったことがなく、男の子としか付き合った経験がないため、何とも言えないので「わからない」状態です。

「女の子を好きになれると思う?」

アメリカに住んでいた時に、友達に「女の子を好きになれると思う?」と聞かれたときから、私のクエスチョニングの期間は始まりました。

女の子を人として好きなことはもちろんたくさんありますが、恋愛対象として好きになれるかはいまいちわかりませんでした。そして、その疑問は5年経った今も続きます。

好きな人がどういう人かに縛られる必要はない(写真はイメージ)

この記事を書いていると、私はストレート(身体的性と性自認が一致していて異性を愛するセクシュアリティ)なのではないかという思いが強くなってきましたが、男性のみ好きになるというのも少し違う気がします。

けれど、自分がどういう人を好きか、特に縛られる必要もない気がしてきました。人として好きな人を、たまたま恋愛対象として好きになる。そう、単純であっても良いと思い、私は今日も明日も明後日もクエスチョニングです。(高校生記者・ぴょん=今春卒業)