読者の高校2年生女子から寄せられた「部活で結果が出ず自信がなくなり、イライラして家族にもあたってしまう」という悩みに、ほかの読者から届いたアドバイスを紹介します。

【お悩み】部活で成果が出ず、イライラしてしまう

最近、家で無性にイライラしてしまうことが多いです。家族に迷惑をかけているとわかっていても、イライラした自分のまま、ふるまってしまいます。

高校に入る前までの私は、家族内で起こったけんかを止めたり、疲れた両親のマッサージをしたり、手伝いを進んでやったりと良い子であったと思います。部活に力を注げるよう今の高校に受験したのですが、中学とのレベルの差を突きつけられました。

思うように結果がでず、どんどん自信がなくなってきているのを感じます。大好きだった部活(運動部です)が今は好きだと思い込まなければやっていけない気持ちでやっています。

練習が足りないのかもしれませんが、朝の自主練には毎日行き、できる日は練習が終わって家に帰った後に体幹、筋トレ、ランニングなどをその日の練習の反省に合わせてやるべきことを選んでやっています。

しかしそれも試合で結果が出ないんです。そんなに練習しても、意味無いんじゃないかと自分に腹が立って情緒不安定気味になってしまいます。

部活で結果が出ない、イライラして家族にあたってしまう……このままじゃいけないと思うのですが、どうすればいいのでしょうか。(高校2年女子)

部活で結果が出なくてイライラする……(写真はイメージ)

今は力を蓄える時

僕は小1からずっと軟式野球をしています。

でも僕は周囲より体の成長がやや遅く、小6の時でさえ球速は83キロしか出ませんでした。友達はどんどん大きく速くなっていくのに置いていかれてる気がしてすごく悩んでいた時期がありました。中学に上がってからの試合で敵チームの監督から試合後に「ちゃんと飯食ってんのか? 小さいし細すぎるぞ」と言われ、そこでスイッチが入りました。

練習しても伸びない時期がある

こういうやつを見返そうと思い、その日から丼ぶりでご飯を食べる様にして、とにかくトレーニングで体を鍛えてその1年間で身長が15センチ、体重は20キロ増えました。最後の総体の時は十分のピッチングをできましたし、その時はそれが限界だったと思います。

でも今になって思うのは「もっと工夫できた」ということです。練習をただやみくもにこなすだけじゃなく、フォームや変化球の研究などに時間を費やし始めてから一気に実力が伸びました。

僕が大事だと思うのは練習しても伸びない時期、能力を発揮できない時期、これは誰でもあると思います。でもその状態の時に何をするか、何を考えるかが大事だと思います。僕はとにかくうまい人のプレーや動画を見て、自分に実践できないか、実践するには何が足りないかなどを考えるようにしています。

グッと堪えて…

思うようにいかなくてイライラする気持ちはわかりますが、そこをグッと堪えて、今は力を蓄える時だと思って、自分に足りないものを探す時間にし、そこから改善していくのはどうでしょうか?(高校3年男子・流離の)

好きなことをしてリフレッシュしてみて!

私は部活ガチ勢です。(私の所属する吹奏楽部は、部自体は勉強重視ではありますが……)やっても思うようにいかない気持ち、すごくわかります。

ご家族にも迷惑がかかっているとのことですが、周りのことばかり気にしすぎると逆に良くない結果ばかりになると思います。自分を責めてしまうとどんどん自分を追い込んで、どんどんネガティブになって、周りにも悪い影響を与えてしまうばかりです。

努力している自分を褒めて

こうやって誰かに相談できるぐらいなので、誰がみてもわかるぐらいきっとすごく頑張っているのだと思います。いったん、毎日頑張って努力している自分を褒めてみてはどうでしょうか? 好きなことをしてリフレッシュして、一度スッキリしてから、もっと効率の良い方法はないのか、もっと楽しみながらできる方法はないのかなどを探していけばいいのではないでしょうか?

後悔しないように全力で

どれだけ頑張っても部活ができる期間は限られています。高3になった私は今それをすごく実感しています。

最後に後悔しないように、最後まで全力でやりきれるように、あなたらしいすてきな方法が見つかることを祈っています!(高校3年女子・さくらん)

両親は最後まで見守ってくれる

私も結果が出ず、苦しんだことがたくさんあります。私の場合、勉強でいくらどれだけやっても成績が上がらず、とても苦しみました。暗記が苦手で、どれだけ時間をかけても全然覚えられず、テストの点数も低いどころか下がってしまっていました。

結果は全てじゃない

私は結果だけが全てではないと思っています。結果までの過程がとても大切だと思います。その過程でどれだけ努力していたか、実際の結果がどうであれ、それの方が自分を成長させてくれるものでもあるのではないかと私は考えています。

誰かしら努力していたことは見ていると思うし、結果として現れることは奇跡でもあるのかなって私は思っています。「失敗は成功のもと」というように、これまでなかなか結果が出なくてもいつか成功する日が来ると思います。

「親にあたってしまい迷惑をかけてる」と思っているのかも知れませんが、あなたの両親はどんな事があっても最後まで見守ってくれると思います。だから今は誰かに当たってしまっていても、いつか結果をだして恩返しできたらいいと思います。(高校2年女子・りこ)

負のループを抜け出して

私は去年いろいろなことが重なり、不安になりイライラしてしまったことがありました。そこから抜け出せたのは定期テストでいい点が取れた時からです。1つのことができなくなるともう1つのことができなくなり……と負のループに陥ってしまいます。

だから部活以外に自分のできることをまず見つけてみてはどうでしょう? 自分に自信が持てる様になります。それは勉強でも(1つの教科とかでもいいと思います)行事や委員会などでもいいと思います。

年下のくせに偉そうに言って申し訳ないですが、少しでも参考になれば幸いです。良いループに戻ることができますように。(高校1年女子・きなこ)

悩みを相談できる人を探して

人を探しましょう。自分のストレスを少しでも理解して受け入れてくれる人です。

先生でも親でも、交際相手でも友人でも構いません。なんなら昨日知り合った相手でもいいです。自分の苦労や悩みの全てを解放できる人を探してください。

1人くらいなら多分見つかります。どうしても見つからないならそういう人を作ってください。極端な話ですが、この地球には72億以上の人がいます。これだけの人がいるなら、ドンピシャの性格をしている人は探せば必ず1人はいます。

もちろん街中にいる人に片っ端から声をかけろと言うわけではありません。クラスや学年でちょっと声をかけてみればいいんです。自分の悩みを相談できる人は必ずいます。可能ならネット上ではなく、現実で会える相手を。

文字で打つのと口で吐露するのとでは、ストレスの軽減率は雲泥の差がありますから。(高校3年男子・リョウ)

結果を意識しすぎると、力が出せない

私も5年間(英語圏ではない国に住んでいた)帰国子女で、英語が自分の武器であり好きなことだと思って、帰国子女の多い学校を選びましたが、もっと長く海外にいた人、英語圏に住んできれいな英語で育った人など、圧倒的に自分より実力がある人に囲まれました。それから、悔しくて自分を追い込みました。けれどどれだけやっても点数が上がらないことにイライラしたことがあります。

息抜きしてみたら

そんな時に母に「頑張るのも大切だし、止めないけど、ちょっと他のことも考えてみたら?」要するに「少し息抜きしたら?」と言われました。考えてみれば「結果を出さないと」を意識しすぎて、楽しむ気持ちは半減していたし、緊張から手が震えていたからです。

だから、負荷になりすぎない程度に勉強を重ねたら、テストもこわばりすぎることが減り、思う力が出せるようになりました。焦る気持ちもわかりますが、プレッシャーにしすぎずに、少し俯瞰(ふかん)で捉えてみるのはどうでしょうか?(高校3年女子・マリーナ)

自分の努力に自信を持って!

毎朝自主練に取り組み、部活後も自分なりに考えたトレーニングを行っていること、とても尊敬します。部活が大好きでも、納得がいくほど努力ができない人も多くいる中、そんなに頑張れる人は少ないと思います。だから、「努力ができること」は絶対に自信を持つべきです!

スポーツはメンタルも大事

スポーツは、技術や体力、フィジカルも大切ですが、それと同じくらい、メンタルも大切です。案外、「自分はこれだけ練習しているのだから大丈夫」と思い込むだけで、かなりパフォーマンスが変わってくるんじゃないかと思います。

また、難しいことは棚に上げて、とにかく全力で、楽しんでプレーをすることも大切だと思います。一度、思い詰め過ぎずに、気楽にやってみると、意外とうまくいったりもします。

ぜひ、自分と自分の練習量に自信を持って、楽しくプレーをしてみてください! 毎日あんなに練習を頑張れるなら、絶対に結果は付いてくるはずです! 応援しています!(高校1年女子・きらら)

未来を信じて楽しむことが大事

私も親に八つ当たりをしてしまう事がよくあります。イライラしていると、1番身近な人にあたってしまいますよね。

正直に家族に話してみて

まずはイライラしてしまっている自分を許しましょう。イライラしている事が悪い事だと考えているなら、部活で思うように結果がでていないと正直に家族に話してみてはいかがでしょうか。誰かに話してみれば、結果がでない事に対する焦りや不安が少しでも楽になり、また家族に応援してもらう事で頑張ろう!!と思えるようになれるはずです。

部活の結果についてなんですが、私、先日の進路講話で、努力しても結果がでるのは6、7カ月先だと言われました。努力してもそんなにすぐに結果にでるわけじゃないんです。だから、今ここで諦めずに努力し続ければ、新人戦頃には必ず結果がでてるはずです。

未来を信じて、毎日地道に頑張ってください。きっとその努力は報われます。まずは自分がその部活を始めた原点に返って、楽しく部活をやってください! なによりも楽しむ事が1番大事です!(高校3年女子・みーたん)

「諦めたらなんも残んねぇ」

成果っていうのは実は目に見える状態になるまで結構時間がかかるんですよ。偉そうなこと言ってんな、って思われたのでしたら、「こいつはこういう言い方でしか言えねぇのか仕方ねぇな」ぐらいの気持ちでいいのでお聞きください。

僕がいた高校で20年間勤務しているベテラン先生に言われたのは、「英語は継続的にやれば、今どんなにわからなくてもある日突然わかるようになる。これはどの生徒にも、他のことでも言えること」というものです。

今、あなたが努力を継続して行えているという事実はとても素晴らしいことですし、その努力は未来への重要な資産になり得るものです。「諦めたらなんも残んねぇ」のです(アニメの台詞を拝借しました)

今のあなたは理不尽の壁に激突している真っ最中です。社会においてもその壁にぶつかることはあります。

今頑張れば、絶対未来で後悔しない。努力をして来なかった僕が言えることは以上です。(大学生男子・きぐちこうへい)

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