部活動・委員会では学年を超えて、同じ活動に取り組みますよね。楽しく過ごすには、先輩との良い関係を築くことも大事です。嫌われないためには振る舞いをすればよいの? コミュニケーションのコツは? 高校生記者たちの意見を聞いてみました。

目次

1.あいさつをしっかりする

2.正しい敬語を使う

3.一生懸命活動し先輩に適度に頼る

4.先輩の人間性を観察する

人間関係の基本、それはあいさつ!

「おはようございます」「お疲れさまです」「ありがとうございました」……短いですが、相手に気持ちを伝える最も便利な言葉ではないでしょうか。先輩だけでなく、全ての人に対してきちんとあいさつできることが何より大事では、という意見が多数でした。

SNSでの言葉遣いにも気を配ろう

明るく、会釈も忘れずにね

先輩方には自分からあいさつをするようにしていました。明るく、そして軽く頭を下げることも忘れずにあいさつしているうちに、仲良くなれた気がします。

あとは、先輩の話やアドバイスは素直にきくことも大切だと思います。(あっかー=2年)

恥ずかしがらないで

あいさつできない、顔を見て話を聞かない、感謝ができないのはまずいと思います。

部活の技術以前に、当たり前のことを行えば嫌われることはないと思います。中学や高校、大学、会社でもこれらは重要ですので、恥ずかしがらずしてみてください。(セイスモサウルス=3年)

あいさつひとつで印象が全く変わる

私が一番に大切にしていることはあいさつです。気分がいいし、気持ちが引き締まってしっかり取り組もうと思えるようになるからです。

先輩の立場からしても、後輩に声をかけてもらえるとうれしいですし、礼儀がなっているなとか自分もしっかりやろうという気持ちになります。

反対に態度が良くなかったり、だらけたりしている人は印象が悪いです。先輩からいろいろなことを吸収するためにも、進んで仕事をしたり、礼儀正しくふるまうことが大切だと思います。(はまこ=2年)

言葉遣いに気をつけて

ちゃんと敬語、使えていますか…? 間違った敬語を使ってしまうと、意図しない形で先輩に悪い印象を与えてしまいます。正しい敬語は社会に出てからも必須。社会勉強だと思って、言葉遣いを気を付けてみるのがGOOD!

言葉遣い、SNSでのやりとりにも注意

私が先輩と接するときに気をつけていたことは、敬語です。LINEで連絡をするときは特に「〇〇してくれてありがとうございました」ではなく「〇〇していただきありがとうございました」というように、きちんとした敬語にするよう気をつけていました。

LINEの場合ずっと残ってしまうので、誰に見られても恥ずかしくない文を心がけるようにしていました。先輩からも「丁寧でいいね」と言っていただいたことがあるのでおすすめテクです!(なお=3年)

間違った敬語はNG

大切なのは「礼儀正しさ」と「誠実さ」だと思います。間違った敬語を使っている後輩、あいさつが雑な後輩、期限を守れない後輩などは、やはりあまり良い印象を抱かれないでしょう。

逆に、細かな気遣いができる後輩や、疑問点を抱え込まずにきちんと先輩を頼れる後輩などは好印象を抱かれることが多いと思います!(ささみ=3年)

一生懸命取り組む・ほどよく頼る

部活動・委員会に一生懸命取り組み、壁にぶつかったときには自分を頼りにしてくれる……そんな後輩に対して悪い印象を持つ先輩はまずいないのでは、という意見も多数。しっかり打ち込めた経験は自分にとってもプラスになって、一石二鳥!

面倒なことにも率先して取り組む

先輩・先生から学ぼうとする姿勢が大事

私が思うのは、上下関係がある活動だから、先輩や先生の言うことを絶対に守ってタスクなどは他の生徒よりも速くやって提出することです。全ての先輩の前でいつもニコニコしていることも大切です。陰で悪口を言わないことも前提です。

新しい組織になって上下関係が始まります。第一印象が大切です。1年間動く大切な組織なので頑張りましょう!(NAGY=2年)

コツコツ練習、アドバイス求め、一生懸命に

あくまで主観ですが、部活や委員会などに所属している先輩の場合、一生懸命な後輩は嫌う理由がないと思います。

必ず部活に出席する、練習をコツコツするなど、小さなことをしっかり行った上でわからないところやアドバイスを求めに来る後輩は、部長をしている身としても、気に入ってしまっている気がします。

また、あまり構えられすぎてしまうと私は気を遣ってしまうので、失礼のない範囲でフランクに接してくれると先輩としても話しかけやすいと思います!(マリーナ=3年)

「気遣いができる存在」になって一歩リード!

ずばり、私が思う「先輩に好かれる後輩」とは、「積極的」な後輩だと思います。「笑顔であいさつ」「積極的に行動する」などが挙げられますが、いきなりやれと言われても難しいのではないでしょうか。

そこで、いつも私が心がけていることを紹介します。それは「苦しい時の一歩を踏み出す」ことです。「ここで出しゃばったら良くないかな」とか「私がやることじゃないのにいいのかな」などの迷いが自分の中に生じたときに、少し苦しくても一歩だけ頑張ってみる。これがすごくお勧めです。

例えば、部活の片付けのときにいつもより少しだけ多くボールを集めるとか、少しだけ早く他の人の手伝いに回るなど、「少しだけ多く」と気楽に心がけることができます。一歩踏み出せば、他の同級生より頭ひとつ抜けて「積極的で動ける、頼りになる後輩」になれると思っています。(ゆきんこ=2年)

好かれたいなら「まずその人を知る」!

先輩との関係性に限らず、人との関わりの中で「相手を知ること」はとっても大切ですね。相手が喜ぶことやされたくないことを理解するためにも、まずは興味を持って接することが大切なのかもしれません。

相手の気持ちを理解するには、まず観察

相手を尊重する態度が大事

先輩に好かれるためには、先輩の言動をまねしてみることです。

嫌われたくない先輩は、やはり人間性の素晴らしい方だと思います。そういう方の言動は取り入れていくべきだと思います。

利己的、もしくはなじもうとしないような言動は自然と嫌われるようになってしまうので、常に先輩の様子を観察し、自分に求められていることが自然とできれば、いい後輩になれます。(じろう=3年)

合わせすぎる必要はないけど……

あいさつ・後片付けなど基本的なことができる後輩が私はいいなと思います。世の中にはいろいろな人がいるので、正直なところ「先輩に気に入られたい」と思うのであれば、先輩がどのような人かを理解する必要があると思います。

意外としゃべってくれたり、遊んでくれたりする後輩が好きという人もいるので。でも、その活動があなたの全てではないから、自分のアイデンティティーを失わないように頑張ってくださいね!(おかゆ=3年)

まずは観察 適切な行動を見極めよう

礼儀正しいけど面白い話もする人は多くの人から好かれます。まずは、先輩を見かけたら大きな声であいさつすることを続けてみてください。自然に気に入ってもらえると思います。

また「郷に入っては郷に従え」というように、まずは先輩の様子やグループの様子を黙って観察するのが得策です。最初から出しゃばってしまうと「なんだこの1年…」と引かれてしまいます。

まずは少し様子を見てみて、それからいろいろな提案などをするといいと思います。(アキ=2年)