参考書は勉強する上での強い味方。評判を気にして買う受験生も多いようです。高校生記者が「買ってよかった!」「成績UPができた」とおすすめする参考書を紹介します。

耳で教科書を聞く、新しい形の参考書

『アナウンサーが読む 聞く教科書 山川詳説世界史(世B304準拠)』

『アナウンサーが読む 聞く教科書 山川詳説日本史(日B301準拠)』

私は世界史が苦手で、先生から「次のテストでは点数上げていかないとね」「先生もつけたくない成績をつけることになっちゃうから、頑張ってね」って、何度も言われてきました。

ですが、姉にすすめられた教材によって私のテストの得点は上がりました。『アナウンサーが読む 聞く教科書 山川詳説世界史』です。

『アナウンサーが読む 聞く教科書 山川詳説世界史(世B304準拠)』木村靖二・佐藤次高・岸本美緒ほか著(山川出版社、2,500円+税)
『アナウンサーが読む 聞く教科書 山川詳説日本史(日B301準拠)』笹山晴生・佐藤信・五味文彦・高埜利彦ほか著(山川出版社、2,500円+税)

これの日本史版も使っています。世界史も日本史も内容の理解を深めることができ、楽しめるようになりました!山川出版社の教科書の本文がアナウンサーの方の音声で流れます。

音声のよいところは、スキマ時間に聞くことができること、軽く聞いているだけでも意外と頭に残ることです。

テストでは、教科書の本文に穴埋めや下線が引かれて出題されると思います。教科書の本文を心の中で読んでいると、その続きが頭の中で勝手に再生されます(笑)

聞く教科書の再生画面

予習で聞いておくのがポイント

購入すると教科書とCDが届くので、教科書を学校用と家用に使い分けることができるのもポイントです。

CDのファイル構成のページ

私は学校用の教科書は、太字になっている用語と年代、主要人物にマーキングをしています。これは、授業前の休み時間や授業中にパパっと済ませます。こうすることで、出来事がいつ、誰によって行われたのかがわかりやすくなります。

家用の教科書は、授業の前日の夜に予習として軽く読むことが多いです。予習する時間がなかったときは、登校中に音声を聞くようにしています。

1節あたり5分程度なので、すぐにできます。軽く聞いたり読んだりしただけで、授業中に先生が何か言ったときに、「あ、待って。それ聞いたことある! 刀伊の入寇でしょ」って心の声が叫ぶので、楽しいです!

家用の教科書。太字は黄色の蛍光ペン、年代や人の名前などはピンクのペンでマーキング

単なる暗記にならない、流れをつかむのに最適

テスト前には、事前にテスト範囲のところを読んでおいて、朝、駅まで徒歩で向かうときに読んだ範囲の音声を聞きます。事前に読んでおくことが私のなかでは超重要です。

音声を聞いたときに、「今は教科書のあの部分の話をしているんだな。確かこれは1492年の出来事だよな」ってなるんです。

テストの3日前くらいに、家用の教科書を深く読み込みます。このときには、流れをつかむために重要な文にマーキングします。テストの前日に家用の教科書で復習して、テスト当日の朝に学校用の教科書で復習します。

この勉強法だと、単に暗記するのではなく、流れと一緒に理解することができ、一度理解してしまえば忘れづらくなるので、本当におすすめです!(高校生記者・めろん=2年)