今、多くの人がソーシャルメディアを使っていますが、皆さんは使うときに気をつけていることはありますか? 私はあまり何も考えずに使っていましたが、友人が身をもって感じたソーシャルメディアの怖さについて紹介したいと思います。(高校生記者・もりこ=1年)
知らない人から声を掛けられ…
私の友人は、中学1年のころからインスタグラムを使っていて、慣れた様子で多くのフォロワーを持っていました。
高校1年のとき、学校の帰り道で知らない人から「〇〇ちゃんだよね?」と声をかけられました。突然のことだったので、友人がつい「そうです」と言ってしまうと、声をかけた人は友人に「今度どこか一緒に行かない?」と聞いてきました。
もちろん友人は断りましたが、知らない人に顔を知られていることに困惑しているようでした。マスクをしているにもかかわらず気づかれたことに恐怖を感じ、友人はソーシャルメディアに自分の写真を載せなくなりました。
ネットで本人を特定される恐怖
この話を聞いて、私自身もソーシャルメディアに対して恐怖を感じました。このことにより、自分が知らない人にも、自分の顔や名前が知られるようになっているということに気付かされました。
私は自分のフォロワーを、知っている人のみにしました。顔写真も、顔が特定できるものは消しました。
危機感を持ってSNSを使って
私が皆さんに伝えたいのは、ソーシャルメディアを使う際、危機感を持ってほしいということです。
日々使っていることで、私たちはソーシャルメディアに慣れてしまい、危機感が薄くなっています。ソーシャルメディアを使うのをやめた方がいいということではなく、使う上で気をつける必要があるということです。
ソーシャルメディアはいろいろな場所、例えば外国にいる人とも関わることができるすばらしいツールですが、使い方を一歩間違えたら大問題になるかもしれません。今日から、少しでいいので危機感を持ってソーシャルメディアを使いましょう!