参考書は勉強する上での強い味方。評判を気にして買う受験生も多いようです。高校生記者が「買ってよかった!」「成績UPができた」とおすすめする参考書を紹介します。

イメージしながら意味を覚えられる

『古文単語330三訂版』

私がおすすめする参考書は『古文単語330』です。

『古文単語330三訂版』中野幸一監修、池田修二 宮下拓三著(いいずな書店、820円=税抜)

ただ古文単語と意味が書いてあるだけではありません。見出し語をイメージで理解できる「KEY」、意味を正しく理解するための「POINT」、例文、イラスト・図解、関連語、入試情報が一つ一つの単語に記載されています。

イラスト・図解は、現代と古語で意味が違う単語を図解でとらえたり、古文常識を絵で視覚的に理解したりするのに役に立ちます。関連語のところには、似た意味の単語が一緒に記載されているので、多くの単語を同時に学習することができます。

古文のストーリーが読み解けるようになった

私は高校生になってからずっとこの参考書を使っていますが、KEYとPOINTが載っているところが特に気に入っています。単語の根本的なイメージを捉えられるので、実際の文章にその単語が出てきたときにも、文脈から意味をとらえやすいです。文脈からの判断が難しい単語が出てきても、KEYで理解した単語のイメージで読んでいくと、モヤモヤせずに読むことができます。

私は今まで古文を読んでいて、意味が文脈で判断できない単語があると、モヤモヤしてしまって、なかなか文章全体が理解できませんでした。しかし、この参考書に出会ってKEYを読んで理解するようにしたら、古文を読んだときも文章全体のストーリーが分かるようになり、単語そのものの訳語もすぐに覚えられるようになりました。

覚えられない単語や重要な単語は印や蛍光ペン、付箋を付けて学習

私は普段、この参考書をよく登下校の電車の中で使って、古文単語の勉強をしています。コンパクトサイズで、この1冊に多くの情報が詰まっているので、古文単語を勉強する全ての高校生にオススメしたい1冊です。(高校生記者・manami=2年)