早いもので今年もあと残りわずか。新型コロナウイルスの影響で、生活にさまざまな変化が起きた一年でした。高校生に2020年を振り返ってもらい、「一番うれしかったこと」を教えてもらいました。
新型コロナで気づいた当たり前のありがたさ
新型コロナウイルスで休校期間が設けられた一年でした。学校行事がいつも通り行われないなど、悔しい思いをする人も多かったようです。「当たり前が当たり前に行われること」のありがたさを実感したという声を紹介します。
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普通に学校に通えるようになった
私が今年一番うれしかったことは、休校期間が終わって、学校に通うことができるようになったことです。
卒業式は縮小され入学式は中止。4月になっても学校に行く事ができず、ずっとオンライン授業という形で、クラスメートにも会えない日々が続いていました。
6月になって時差通学、分散登校になり、7月からは通常の時程で通うことができています。最初は不安や緊張があった高校生活も今は、新しい友達ができて毎日充実した学校生活を送れています。(Rinka=1年)
文化祭と体育祭がいつも通りできた
一番うれしかったことは、文化祭、体育祭がなくならずに行えたことです。
内容は縮小し、部活の発表は動画となり例年通りに行かないことが多く「運の無い学年だ」と思うこともありました。しかし、そのような状況でも尽力してくださった先生や、部員やクラスのメンバーで「今できることを考えよう」と行動を続けたことで、無事行うことができたのだと思います。
「大切なものは失ってから気づく」。まさにこの言葉を肌で感じた一年でした。(はる=2年)
学校での経験が一番の思い出に
高校生にとって大半の時間を過ごす高校での日々。達成感やわくわく、ドキドキもそうした高校生活から見いだしたという人もいました。
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大好きな女子と一緒のクラスになれた
今年一番うれしかったことは、大好きな女子と同じクラスになれたことです。高1の時にも同じクラスで、誰に対しても思いやりを持って接してくれる所に惹かれていきました。
学園祭の時にダンスがうまくできない私を励ましてくれたことは今でも心に残っています。昨年はクラスが離れてしまい寂しい思いをしましたが、新年度のクラス名簿で同じクラスだと分かったときはうれしさがこみ上げました。
現在はお互いに受験生なので、日々励まし合いながら勉学に励んでいます。今年は高校生活で最高の1年でした!(かんちゃん=3年)
学校行事を盛り上げるのに成功した
私は学校で文化祭実行委員長を務めています。今年は文化祭ができませんでした。
私の学校では、クラスマッチの開会式にて、オープニングパフォーマンスをやりました。ダンス部や吹奏楽部、有志者によるバンドの発表がありました。私はオープニングパフォーマンスの際、MCを務めました!
本番ではみんな盛り上がってて本当に楽しかったです。またあとになって、MC良かったよ!ってたくさん声をかけてもらえたとき、今年で1番うれしくて達成感を覚えました。(めろん=2年)
推しのアーティストの活動でワクワク
好きな歌手、アーティスト、アイドルなど、応援している芸能人の活動が日々の励みになる人もいますよね。新型コロナの影響でライブなどの対面イベントは中止や縮小が余儀なくされてしまいましたが、ネット配信など、今に合わせ工夫したやり方でファンを楽しませてくれたことがうれしいという声もありました。
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嵐のファン向けコンテンツを楽しんだ
私が一番うれしかったことは嵐の皆さんがコロナ禍の中、ファンに向けていろいろコンテンツを提供してくれたことです。
「ワクワク学校」や配信ライブ(アラフェス等)をしてくれました。「アラフェス2020」は元々5月に国立競技場で観客を入れて開催する予定でした。コロナによって開催が危ぶまれる中、嵐のデビュー日に無観客の配信が決まり、ライブだけでなくファンクラブ会員に向け長時間生配信をやってくれました。(ちーちゃん=3年)
コンテスト、資格…頑張った成果が出た
資格取得やコンテストなど、コツコツと頑張ってきた成果が出た、という声も数多く寄せられました。確かな形として表彰されるとやっぱりうれしくなりますよね。
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防災士の資格を取った
私は7月に防災士の資格をとったことが1番うれしかったです。
防災士は、簡単にいうと地域で防災を広めるリーダーみたいなものです。私の周りにはこの資格を持っている人が多くて持っている先輩に憧れて受けました。
防災士の勉強は、他の検定や資格と違って、自分の地域にどんな災害が起こるか、過去にどんな災害があったのかなどが出るので、今までの資格の勉強で1番難しかったです。
ですが、周りの応援のおかげで防災士の資格を取れました。(あやぴ=2年)
小説が最終選考へ進んだ
今年一番うれしかったことは、夢である小説家に向けて2年間小説を書き続けてきて初めて最終選考まで行ったことです。
人生初めての二次審査通過して最終選考まで行きました。最終的には落選して賞を受賞することはありませんでしたが、今年自分の実力がようやく見えてきました。
これから夢である小説家へ向けて頑張ろうと思いました。(朝倉七緒=2年)
作文などがコンテストで入賞
自分の書いた作文や小説が3件、コンテストで賞に選ばれたり、予選を通ったりしたことがうれしかったです。
きっかけは、私が通っている塾の先生に、文才を褒められたことがうれしかったので、コンテストに出してみました。すると、自分が思っていたよりも文章を書くことに自信が持てるような結果が出たので、とてもうれしかったです。
これからもいろんなジャンルで文章をわかりやすく書けるように頑張っていこうと思います。(あかいあめり=2年)
目指していた賞をもらえた
今年一番うれしかったこと、それは「Harvard Prize Book」 を受賞したことです。
ハーバード大学の卒業生からなる「Harvard club」が、ハーバード大を含むアメリカの大学進学を検討してもらうために運営しているもので、私の通う学校では成績が優秀な高校2年生1人に贈られます。
6年前、中学受験生の時に姉が受賞したこの賞は、いつしかわたしの目標となっていました。学校の勉強はもちろん、課外活動にも積極的に参加し、学年の中から先生方に選出していただきました。自分の長年の努力が報われた気がしました。
そして、コロナのせいでHarvard Clubから直接の授賞式はなかったものの、直筆のお手紙をいただきました。そこには、「ハーバードを受験してください」とのメッセージが。米国大学進学を希望している私にとって、力強いです。
今でも勉強のやる気がなくなったらその手紙を読んで、モチベーションをあげています。(Summer=3年)