コロナ禍の不安な日々から前向きに！　プロモーション動画制作に挑戦した女子学生たち

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、学生生活に大きな支障が出ている大学生は多い。神奈川工科大学では6月、アルバイト収入が減少した学生などを対象に、学内アルバイトの形で支援を行った。今回は、学んでいることを活かし「大学のPR動画制作」に挑戦した3人の学生を紹介しよう。

コロナ自粛で高まる不安…。動画制作をきっかけに前向きになれた！

ーまずは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響について教えてください。大学の授業やキャンパスライフはどう変わりましたか？

末次さん　4月、神奈川県でも緊急事態宣言が出され、キャンパスへの立ち入りは制限されました。前期の授業開始は延期になり、5月からはオンライン授業がスタート。気軽に友だちとコミュニケーションが取れず、課題を十分に理解できないなど苦労しました。部屋で1人でいるのは寂しく、孤独を感じることが多かったです。

吉田さん　前期は先生の顔を見ることなく終わってしまった講義もあり、不安を感じることは多かったです。何より、研究室で先生や先輩と話す機会が失われてしまったのは残念でした。

齋藤さん　私はもともと、大学の図書室やオープンスペースを利用して勉強や提出物をやっていたので、自宅で課題をすることはとても大変でした。外出機会も減り、日光を浴びなくなり運動量も減少。パソコンに向かう時間が長くなった結果、肩こりや腰痛にも悩まされましたね。

末次さん　自宅にこもっている中、動画制作に参加することが決まり、気持ちが前向きになりました。アルバイトの時間が大幅に減っていて金銭面に不安があったので、動画制作のアルバイトはとてもありがたかったです。

 

3人がそれぞれ作った動画を解説！　こだわった点はどこ？

―PR動画制作について教えてください。こだわった点や苦労したことはありましたか？

末次さん　今回の企画では2本の動画を制作しました。1本目は「What's your name?」という作品で、私自身が広告動画に求めるシンプルさや伝わりやすさを意識しました。授業で学んでいた「モーショングラフィックス」の知識を使い、文字を動かすアニメーションに仕上げました。

2本目の動画は、大学の企画入学課から依頼された「神奈川工科大学のコロナ対策を見てみよう！」です。漫画の世界観に映像を取り入れています。

1本目のときは、大学への立ち入りができない時期でしたが、2本目は許可を頂いて学内での撮影ができたので、自分で撮影した映像も使用できるようになりました。

3年生になり、就職活動に向けて動き出したいと思っていたので、ポートフォリオとなる動画が作れたことはとても良かったです。

 

吉田さん　最初に制作した動画「四年制大学ならどこでもいい」は、齋藤さんに協力してもらい、ドラマ仕立てにしました。先生方のコメント動画は、大学の職員の方に撮影していただきました。

2本目の「神奈川工科大学感染症対策！の旅」は、再生時間をやや長めにし、最後まで見てもらえる仕上がりにしたくて、齋藤さんと末次さんにアドバイスをもらいながら編集しました。相談しやすい2人なので助かりました。

完成後にミスが見つかるなど、反省点はありますが、作品を仕上げられたことがとてもうれしいです。将来の進路として考えている映像業界では、自分の作品というよりも誰かの依頼で作ることが多いだろうし、とても良い経験になったと思います。

 

齋藤さん　私が制作した動画は「カツサンドチャレンジ」という作品で、出演者の方々に「食べているところを撮ってきてもらう」ことから始まりました。映像素材をもらっての編集です。流れを意識しながら、いくつものパターンをつくり比較したりと、思った以上に完成まで時間がかかりました。

今回の動画制作では、企業や大学の企画入学課の方との打合せなども経験でき、「仕事」的な雰囲気が新鮮でした。動画制作を通して社会経験を積むことができたと感じています。

女子受験生を全力でバックアップ！　今回の3人以外にも、女子学生のインタビューが満載のスペシャルサイト「Find I KAITでみつけるツギのワタシ」はここでチェックしよう。

提供：神奈川工科大学