3月の全国選抜大会は3位。6月のインターハイ県予選では、7年連続14回目の優勝を果たした。
練習は守備に重点を置く。ソフトボールは野球と比べて塁間が短く、内野ゴロをつかみ損ねるだけでも相手に進塁を許す。安易なエラーを減らすためにも、部員たちは捕球や送球練習に時間を割く。投手の宮川眞子さん(3年)は、「私は打たせて取るピッチングなので、守備練習に多くの時間を割いてくれて助かる」と話す。
東日本大震災後、グラウンドには仮設校舎が建てられ、部員たちは学校から5㌔離れた場所での練習を強いられた。主将の鹿目真実さん(3年)は「私たちは恵まれていると思います。学校施設修復工事に取りかかるまでの時間が、とても早かったので」と話す。
今春、ついに新グラウンドが完成した。新たな気持ちで守備を磨き、この夏、全国の頂点を目指す。(文・写真 幡原裕治)