私は放送研究同好会(放送部)に所属しています。放送部と聞いて、皆さんはどんな活動を想像しますか? あまりピンと来ない人も多いと思います。今回は、そんな放送部の活動と魅力を写真とともに10個紹介します。(高校生記者・りぃ=2年)

1、声だけで、老若男女を表現

私たちの主な活動の一つは、放送劇の制作です。身振りは付けず、声だけで演技をします。私の学校は女子校なので、男性の役も女子がこなします。

放送劇の様子

2、有名作品を演じられる

映画や小説から台本を起こします。自分が大好きな作品を、自らの手で放送劇にしていく作業はとても楽しいです。

過去の台本の一部

3、良い意味で先輩後輩の壁がない

演技中は、全員が対等な関係です。先輩後輩関係なく、改善点はきちんと伝え合います。

ダメ出しを書き込んだ台本
 

4、SE、BGMの奥が深い

放送劇に欠かせないのが、SE(効果音)とBGMです。たくさんの素材の中から、シーンに合う音を組み合わせていきます。ドアの音一つ取っても何種類もあり、奥が深いです。

SEとBGMの素材CD

5、機材が本格的

劇の発表では、本格的な機材を使います。最初は組み立て方など、覚えなければならないことがありますが、1年後にはみんなプロのような手つきになっています(笑)

実際に使っている機材

6、現役アナウンサーからの直接指導

月2回、現役アナウンサーの方々をお迎えし、直接指導していただいています。年に2回大会に出場しますが、毎年数人全国大会に進んでいます。

歴代のトロフィーの一部

7、文化祭の達成感がすごい

文化祭では、4カ月かけて練習した放送劇を発表します。お客さんが笑ったり、涙を流したりしている姿を見ると、とても達成感を感じます。

文化祭のポスター

8、かけがえのない作品に出会える

練習が始まる前は全く知らなかった作品も、劇が終わるころには大好きになります。

台本倉庫。30年以上前の台本もある

9、親しき仲にも礼儀あり

創設者の「先輩は後輩を信頼し、後輩は先輩を敬愛する」という言葉をモットーに活動しています。とてもアットホームですが、敬語やあいさつなどの基本的なことは絶対に忘れないように教えられます。

部活の掲示板。新型コロナで部活動ができず会えないので、しりとりをしている

10、伝える力がつく

言葉を伝える力が身につくこと、それが放送部の一番の魅力だと思います。この力は社会に出てからもきっと役に立ちます。

合宿先での花火

一生ものの学びがある放送部。興味が湧いた方は、ぜひ一度のぞいてみてください!