高校生記者のるっちさんの趣味は野球観戦です。悩みがある人にぜひ野球場に足を運んでもらいたいと言います。その理由を語ってもらいました。

弟と一緒に行った野球観戦でとりこに

私は野球が大好きで、横浜DeNAベイスターズのファンです。登下校中など暇なときは、自分で出場メンバーや打順を考えるなど、野球のことばかり考えています。

暇さえあれば野球のことを考えている

そんな私も、数年前まで野球のルールさえ知らず、全く野球に興味がありませんでした。3年前に弟に連れられ、横浜スタジアムに試合を見に行ったのをきっかけに、暇さえあれば野球のことを考えるほど野球が好きになりました。

学校になじめない私を救ってくれた

当時私は中学1年生でした。中学受験をして中高一貫校に通い始めたものの、新しい環境にうまくなじめず、勉強では、小学校とは比べものにならないほどの難易度の高さに圧倒され、悩んでいました。

そんなときに初めて見た選手のプレーは、私に勇気を与えてくれました。野手たちは、泥だらけになりながら一心不乱に白球を追いかけていました。投手は、スタジアム内の何万人という人々の視線を受けているにも関わらず、全く動じることなく、むしろ絶対に打たせないというすさまじい覇気を感じさせながら、一球一球全力で投げていました。

時にはミスをして、チームが失点してしまい、観客から心無い言葉を浴びせられたりすることもありました。しかし、次の回にグラウンドに出てくるときには、失敗を感じさせないほど堂々とした態度で、全力でプレーしていました。私にとって、彼らはヒーローのように見えました。

悩みがちっぽけなものに思えた

「自分は何をこんなに悩んでいるんだ」と、自分の悩みがすごく小さいものに感じられました。そして、自分もこれからは、失敗を恐れず何事にも全力で取り組もうと思うことができました。私は勇気を与えてくれた彼らのプレーに魅了され、その日からベイスターズのファンになっていました。

2019年8月4日の横浜スタジアムでの対巨人戦

勉強、友人関係、部活動などで、当時の私のように悩みを抱えている人、中には挫折しそうになっている人もいると思います。そんな人はぜひ、野球場に足を運んでみて下さい。そこには、あなたの悩みを吹き飛ばしてくれるヒーローがいるかもしれません。(高校生記者・るっち=1年)