成績が上がる勉強のやり方はどうすればよいんだろう? 知っておきたい基本的な勉強方法を、駿台予備学校お茶の水校1号館校舎長の小野倫子さんに聞いた。

駿台が教える成績UP術5「学習計画の立て方」

「学習計画を立てましょう!」と言われたら、まず何から始めますか? 「なにを」「どのくらい」「いつまでに」……考えることはたくさんあります。もうこの時点で計画を立てる前に挫折してしまう人もいるかもしれません。

まずは「どのくらい勉強時間を確保したらいいか?」から確認していきましょう。

勉強時間は長ければよいは誤り

こちらは駿台生の現役合格者が「塾・予備校の学習を除いて」どのくらい学習しているか? というアンケートの結果です。学年が上がるごとに、学習時間が長くなっていますね。

自分自身の勉強時間と比べてどうでしょうか? 長いですか? 意外に短いですか? どちらの回答であっても、大事なのは量だけではありません!

勉強は「質と量の掛け算」で決まります。掛け算なので、どちらかがゼロだとゼロになってしまいます。

時間がある人

時間はたっぷりある人は、「だらだら勉強しない」ように注意が必要です!

時間もあるし、勉強もたくさんしているつもりなのにあまり効率的に進んでいない……もったいないですし悔しいですよね。そんなときは「時間をはかる」ことがオススメです。

この宿題が終わるまで、ではなく、「この宿題を〇時までに終わらせる!」と決めて取り掛かりましょう。効率よく勉強が進めば、心おきなく趣味の時間も楽しめるのでモチベーションもあがります。メリハリがついて充実感が得られますよ!

時間がない人

まずは昨日1日を振り返ってみて、勉強に充てられそうな時間を探し出しましょう! そして1日15分、30分でも、できる勉強をしてみましょう。

電車などの移動時間、部活までのすき間時間。たった30分と思っていても、1年間続けていくと

1日30分×365日=10950分

=182.5時間≒7.604日!

こういったすき間時間を活用していくと、自然と「あ、30分あるから問題集〇ページ頑張ろう!」といったように、効率よく勉強するコツをつかみやすくなります。

 

時間がなくても睡眠時間を削らないで

それでも高校の勉強や部活が忙しくて学習時間がない……と勉強できる時間を探すとき、睡眠時間を削りすぎてはいけません!

夜ふかしして勉強することで「勉強した!」という気分にはなるのですが、効率は悪くなる一方です。勉強しても定着せず、体調も崩してしまいます。

睡眠時間は変えずに、起きる時間を早めてみましょう。模試も入試本番も朝からスタートします。朝型が圧倒的に有利です。夜型になるのは一瞬ですが、朝型に戻すには時間がかかってしまいます。

スマホに時間を奪われていないか

勉強時間を探していて削るのは、あくまでも、ぼーっと過ごしてしまっている10分、15分です。

一番気を付けたいのはスマホ。ついついSNSや動画サイトを見てしまった時間は1時間、2時間……もしかしたらそれ以上かもしれません。なぜかあっという間に過ぎてしまいますよね。

そのスマホとの付き合い方、見直してみませんか。

こちらは、スマホとの付き合い方について合格者に聞いてみたアンケートです。

 

受験学年では1時間未満がほとんど。さらに細かく分析すると、実は「第一志望に合格した」人ではさらに利用時間は短い傾向にありました。そして現役と既卒で比較しても、現役合格者の方がより自分に厳しく制限していることがわかります。

スマホは「自分だけが辞められない」「距離を置くのがつらい」というものではなく、誰しも距離をとるのに苦労して、努力しているものだ、と伝わるでしょうか?

「自分は無理」と思わず、先輩たちの工夫を参考に適切な付き合い方を見つけてみてくださいね。

時間がある人も、ない人も、「自分は1時間で何ができるか?」が分からなければ、1日・1週間・1カ月・1年の計画は立てられません。

まずは早速、1日の過ごし方からデータをとってみましょう!

小野倫子さん

 

おの・みちこ​ 駿台予備学校お茶の水校1号館 校舎長。