問題集、解いて〇つけてそのままにしてせんか? 成績を伸ばすには、間違えた問題を見逃さず見直して、「解きっぱなし」にしないことがカギ。高校生記者に、問題集の活用法を聞きました。

解き直しと分析がカギ

【1】間違えた問題に印をつける

間違えた問題には必ず印をつけ、解いた日付も書くようにしています。後から復習するとき、「いつ間違えたか」「どこでつまずいたか」が一目でわかります。過去の自分から励まされる感覚もあります。(藤咲花佳=3年)

間違えた問題は印をつけておく

【2】なぜ間違えたかを徹底分析

問題集は「間違えた原因」と「正しい解き方」を分析するのが大事です。古文では、選択肢の根拠や読み方もふくめて振り返るようにしています。1問ごとに理解が深まります。(からめる=3年)

【3】少し時間を置いてから再挑戦

間違えた問題はすぐに解き直さず、解説を読んだあと少し時間を置いてから再挑戦します。直後に解けるのは当たり前。忘れかけた頃にもう一度やることで定着が高まります。(ティアラ=3年)

「反復」のやり方にも工夫を

【4】解説を読んでから2周目へ

1周目は何も見ずに解き、解けなかった問題はそのまま残します。解説を読んで理解してから2周目へ。正解だった問題は飛ばし、苦手だけに集中しています。答えを写すだけにならないよう注意しています。(さつき=2年)

分からなかった問題は解説を読んで理解する

【5】合っていた問題も試験前には確認

2周目で間違いだけやる人は多いですが、時間がたつと忘れるので試験直前には合っていた問題も含めて総復習します。重要例題をピックアップして再確認するのが効果的です。(雫=2年)

【6】一冊を極める意識を持つ

問題集を解いて8割以上スムーズに答えられるようになるまでは他の問題集を使いません。答えだけでなく「どう解いたか」を重視して、一冊を深く使い込むようにしています。(ホームズ=2年)

勉強に楽しさや発想を取り入れる

【7】「好きな子を攻略する」感覚で解く

数学を楽しんで取り組むために、「好きな子を攻略する」感覚で解いています。問題の傾向をつかんで対策し、パターンを攻略することで、楽しみながら理解が深まります。(雲雀=2年)