高校生活では複数の人と共同で何かを作り上げる機会が多いですよね。どうしても人間関係の問題が起きがちです。高校生のしゃけのおにぎり君が経験した、困った先輩とのトラブルについて教えてもらいました。

仕事をしない委員長の欠席が目立ち…

私はかつて、学校の広報誌を作る臨時の委員会に所属していました。

私と他の1人以外は皆3年の先輩で、多少の不安はありましたが、役職者が立候補ですぐに決まったこともあり、発足してしばらくはつつがなく広報誌の制作が進みました。取材も遅滞なく進み、なんとか原稿の執筆に取りかかれる状態になりました。

しかし、そのころから打ち合わせでの委員長の欠席が目立ちはじめました。原稿の締め切り日を過ぎても、委員長を筆頭に、先輩方が担当している原稿の多くは提出されませんでした。

嘘をつき仕事を押し付けられた

期限を大幅に過ぎ、やっと原稿が集まったころ、委員長から「次の休みに学校で原稿の試し刷りをする予定だが、家庭の都合で行けなくなってしまった。すぐに終わる作業なので代わってほしい」と連絡が来ました。ちょうどその日は予定もなかったので、私は快諾しました。

ゲラ刷りの訂正箇所を示す付箋。すぐに終わると言われていたのに、実際はこんなに修正が入り大変な仕事だった

当日の朝、いざ印刷をしようとすると、原稿がまだできていないページがいくつも見つかったり、校閲をしておらず誤字脱字だらけだったり、挙句の果てには記事の内容がねつ造されてさえいました。休むことなく作業を進めたのですが、下校時間を過ぎても全く終わりません。

後から分かったことですが、委員長は、この日友達と遊びに出かけていたそうです。次の日は通常の登校日でしたが、私は始発の電車に乗って学校が開く時間に登校し、何とか印刷までこぎつけました。

こんな先輩にはなりたくない

何人かの先輩方は直接私に謝罪した上で作業を手伝ってくれましたが、委員長からは何もありませんでした。その後も、原稿のチェックや先生への伝達も私に頼み、彼女は委員長としての職務を全うしたとは言い難い状態でした。

私が信頼されていた、というのも事実でしょう。しかし、責任を負う立場の人間であるにもかかわらず、彼女には一貫して行動に責任が伴っていませんでした。私はもちろんですが、皆さんにもこんな先輩にならないように気をつけてほしいと思います。(しゃけのおにぎり=3年)