おいしそうなカニが並ぶ小樽の風景を描いた渡邉笑以さん(千葉・大多喜高校)の作品「冬の小樽おすそわけスペシャル」を紹介します。文化部の全国大会の一つである全国高校総合文化祭の美術・工芸部門に昨年出展されました。どうやって制作したのかを聞きました。(昨年度の取材をもとに作成)
外の寒さと店の温かさを色で表現
――題材を教えてください。
小樽に旅行に行ったときに撮った写真を見ながら描きました。
「凍っちゃう」と思うくらい本当に寒かったんですけど、このカニを売っているお店に入ったときにフワッて温かくなった感じがしたんです。その温かさっていうのを表現したくて、題材に選びました。
――こだわったところは?
温かい店の感じを出すためにオレンジ色をいっぱい使い、外の寒い感じを青色を多用して表現しようとしました。温度差を絵で表現できたのはうまくいったと思います。
――難しかったところは?
ズワイガニ、タラバガニなど、いろいろなカニが売っていたので、描き分けが一番大変でした。ゴツゴツ感を出したり、おいしそうに見せたりするのが本当に難しかったです。