昨年、私は「第46回日独スポーツ少年団同時交流」に参加し、18日間、ドイツに滞在しました。その時の経験を伝えます。(高校生記者・中澤彩恵=2年)

ドイツは障害者スポーツの先進国

滞在中、バスケットボール・剣道・ゴルフ・空手など、さまざまなスポーツを経験しました。特に印象深いのは車いすバスケットボールです。

町のチーズ屋さんで店主さんが歓迎してくれた

ドイツは「障害者スポーツ先進国」と言われています。障害のある方とスポーツを通じて交流し、仲良くなることができました。机上の勉強では得られない、素敵な経験になりました。よく、「障害がある人を支援する」という言葉が使われますが、私は共にスポーツをして「障害のある人と協力する」という言葉の方がしっくりくると思いました。

障害も私たち1人1人がたくさん持っている個性の内の1つであると感じました。お互いに適材適所があり、良いところを伸ばし合いたいと強く思いました。

母国語以外も話せるようになりたい

ドイツの家庭にホームステイもして、外国語によるコミュニケーションの重要さも感じました。

ドイツ語が話せない私は、英語でホストファミリーとコミュニケーションをとっていました。日本語ならもっと詳しく話せることも、英語だと単語や表現の知識が足りず、上手く伝えられないことに歯痒く悔しい思いをしました。

ホストファミリーに手巻き寿司を振る舞う

ドイツでは、日本と比べて遥かに多くの人が英語・スペイン語・フランス語・ロシア語といった母国語以外の言語も話せていました。私もたくさんの言語を話せるようになりたいと良い刺激をもらいました。

異なるアイデンティティの人と交わり、理解し合うことは、私の視野や考えの幅を広げてくれました。私は「何をするか」「どうなりたいのか」という主体的に動き考えることの重要さに気づきました。