1日のスケジュール 帰って寝るまでヨーヨータイム
6:30 起床
8:00~15:30 学校
15:30~16:30 放課後
世界大会が迫ると、先生に使用許可をもらって学校の教室でヨーヨー練習することも。自宅よりも天井や横幅の広い空間でヨーヨーの練習が出来るメリットがある

17:00~ 帰宅
勉強や食事以外は、就寝までヨーヨーの練習。日々の練習メニューは自ら考える。ウォーミングアップとして基礎の技を繰り返す。大会用の技を一つずつ反復練習。競技時間の3分間で披露する予定の技を通しで練習

Q&A どこに行くにもヨーヨーを
――ヨーヨーはいくつ持ってる?
約400個。どこに行くにも必ず1個はヨーヨーを持ち歩いています。

――大会用の衣装へのこだわりは?
よくスニーカーとヨーヨーの色をそろえています。誰も気づかないこだわりかも知れませんが、チャンピオンとして自分をどう見せていくのかは常に意識しています。


――最近読んで良かった小説は?
原田マハ著「カフーを待ちわびて」と、近藤史恵著「スーツケースの半分は」です。
――憧れの人は?
競技ヨーヨー世界チャンピオンの経験を持つ鈴木裕之さんです。僕が競技ヨーヨーを始めた当時は、世界の最前線で戦い続ける選手として憧れていました。交流のある今では、裕之さんの新鮮でクリエイティブな発想や、ヨーヨー業界外にも視野を広げ、常に世界の動向を見据えてその先を行く姿勢に憧れを抱いています。
――今後の目標は?
直近の目標は「パフォーマンス中のミスを減らす」。6連覇した世界大会でも、細かいミスはしています。
練習では成功しているのに本番で失敗してしまうのは、何かが自分に足りていない。そこを手探りで探していきます。

――将来の夢は?
将来の夢は具体的に描いていませんが、何かしらの形でヨーヨーに携わっていきます。
三浦君のヒストリー いつもヨーヨーと共に
保育園 ベイブレードで遊ぶ
幼少期は「ベイブレード(現代版ベーゴマ)」でよく遊んでいた。折り紙や、あやとりも好んでいた
小学1年生 ハイパーヨーヨーと出会う
友達の間で流行っていたハイパーヨーヨーを始めたのがヨーヨーとの出会い。
友達の興味がヨーヨーから離れても、飽きることなくヨーヨー遊びを続けた
小学2年生 練習会に通い始める
参加したヨーヨーイベントでインストラクターに誘われ、地域の「ヨーヨーの練習会」に月1のペースで通い始める。
練習会で難しい技を披露する他の参加者に衝撃を受け、自身も世界中のヨーヨー選手のハイレベルな技を動画サイトなどで見ながら、スキルを磨く
小学3年生 本格的に競技ヨーヨーを始める
記念参加のつもりで初めて出場した競技ヨーヨーの大会で初優勝。
以後、ヨーヨー選手として本格的に競技ヨーヨーに取り組む
小学5年生 初めて世界チャンピオンに
全国大会の前、競技ヨーヨー世界チャンピオンの経験を持つ鈴木裕之さんから直接指導を受けたことをきっかけに競技者として覚醒。
「練習法・演技構成の作り方などを教わりました。この日を境にヨーヨーに対する意識が大きく変わった」(三浦君)
世界一を決める競技ヨーヨーの世界大会「WORLD YO-YO CONTEST 2014」3A(ツーハンドストリングトリック)部門で優勝。自身初の世界チャンピオンに輝く。
小学6年生 国内大会で成績振るわず挫折
前年度世界チャンピオンに与えられるシード枠で世界大会への出場権は獲得していたが、国内大会で4位の不完全燃焼の結果に挫折感を味わう。
世界大会に向けて必死で練習を積み重ね、「WORLD YO-YO CONTEST 2015」3A部門では優勝。同大会2連覇。
中学1年生 遊ぶ時間を削って打ち込む
世界チャンピオンの自覚が芽生える。遊ぶ時間を削り、ヨーヨーの練習に時間を投資するようになる。「WORLD YO-YO CONTEST 2016」3A部門で3連覇
中学2年生
「WORLD YO-YO CONTEST 2017」3A部門で4連覇
中学3年生 2部門で世界1位に
「WORLD YO-YO CONTEST 2018」3A・4A(オフストリングトリック)の2部門で優勝。3A部門は大会5連覇、2部門同時優勝は同大会史上初の快挙となった
高校1年生 3A部門で6連覇
「WORLD YO-YO CONTEST 2019」3A部門で6連覇を成し遂げる
