教育の大切さを語るマララさん(第5回国際女性会議準備事務局提供)

女性が輝く社会を実現するために国際機関で活躍するリーダーなどが集まり、話し合う「第5回国際女性会議WAW!/W20」が3月23、24の両日、東京都内で行われた。8カ国の外務大臣など、2日間で3000人が来場した。

女子教育の重要性訴え

私たちと同世代である17歳でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんや、国連人権高等弁務官のミチェル・バチェレさんなどが出席し、基調講演を行った。マララさんは「女子教育への投資の重要性」を訴えた。「今日この会場にいる皆さんは、教育を受けてきたからここにいます」と会場に語り掛けた。

現在、教育を受けられない女子は世界に1億3千万人いるという。だが、すべての女子が中等教育まで終えることが出来れば、30兆円の経済効果がある見込みであると説明した。

マララさんは現在、勉学に励むとともに自身で設立した基金を使い貧困や人種差別に困窮する人々の支援を精力的に行っているという。(中川花乃・3年、細谷華音・3年)

取材後記

教育受けられる社会を

もし私に教育を受ける機会がなければ、このような会議が行われていることも知らなかったと思います。恵まれた環境で育ったからこそ、私たちは支援を必要としている人達のために支援をしなくてはなりません。そして今回改めて、「誰もが教育を受けられる社会を作っていきたい」と考えました。(細谷)

 

今受けている教育、大切に

世界には人生を分かつようなこと、人生の軸を作る教育にジェンダー問題が起きています。今、私たち一人一人ができることを意識して、支援につながる具体的なアクションを起こせる大人になりたいと思いました。誰もが教育を受けられる社会は、私たちが作っていきます。そのためにも今受けている教育の機会を大切にしたいです。以前からリスペクトしていたマララさんの言葉を直接聞いて、「子どもたち一人ひとりが教育を受けられるようにしていきたい」と、改めて思いました。 (中川)