【高校生ギャラリー・書道】「小林(こばやし) 斗盦(とあん) 篆書千字文(てんしょせんじもん) 臨書(りんしょ)

安孫子奈央さん(群馬・前橋南高校3年、書道部部長)
(第42回県高校芸術祭書道展 最優秀賞)

 

――工夫したところは?

左右対称の文字が多く、線の太さも均一な書体ですが、だからこそ集中力を必要としました。少しの気の緩みが書に表れてしまうため、心を落ち着かせて取り組みました。画仙紙(書画に使う大判用紙)の色に負けないように、墨の調節や力強さを表現するのに苦労しました。何度も顧問の先生と相談しながら、余白の取り方にも注意を払い、仕上げました。

――良い作品を作るこつは?

書こうとしている古典をしっかり見ることが大切です。書くと決めたら、前向きな気持ちで取り組み、何度も練習します。上達の実感があれば、とても楽しくなります。