総務省は2019年4月12日、昨年10月時点の人口推計を発表した。総人口は、1億2644万3千人で、前年より26万3千人(0.21%)減った。総人口は8年連続で減った。

男女別の人口は

総人口を男女別にみると、男性は6153万2千人(総人口の48.7%)。女性は6491万1千人(総人口の51.3%)だった。

年齢別の人口と割合は

年齢別の人口と、総人口に占める割合は次の通りだ。労働の担い手とされる15歳~64歳の「生産人口」の割合が過去最低となった。15歳未満の割合も過去最低で、65歳以上が増えている。

15歳未満 1541万5千人(12.2%←過去最低)

15歳~64歳 7545万1千人(59.7%←比較可能な1950年以降では、1950年と並び最低)

65歳以上 3557万8千人(28.1%←過去最高)

年齢区分別の人口の推移(1950年~2018年、総務省の資料より)
日本の人口ピラミッド(2018年10月現在、総務省の資料より)

 

外国人の人口は

外国人の人口は222万5千人で、前年より約17万人増加。6年連続で増えた。

日本人だけの人口は1憶2421万8千人で前年より43万人の減少。外国人が増えていることで、総人口の減少が抑えられている。

都道府県別の人口は

都道府県別に人口を見ると多い順に次の通り。

1位 東京都 1382万2千人

2位 神奈川県 917万7千人

3位 大阪府 881万3千人

4位 愛知県 753万7千人

5位 埼玉県 733万人

6位 千葉県 625万5千人

7位 兵庫県 548万4千人

8位 北海道 528万6千人

9位 福岡県 510万7千人

10位 静岡県 365万9千人

人口が前年から増えたのは、東京、沖縄、埼玉、神奈川、愛知、千葉、福岡の7都県だけだった。このうち出生数が死亡数を上回る「自然増」は沖縄だけ。ほかの6都県は、死亡数が出生数を上回る「自然減」だったが、転入数が転出数を上回る「社会増」の影響で人口が増えた。