一橋大学の2019年度一般入試前期日程は、4学部合計で825人を募集したのに対し、2687人が志願した。志願倍率は3.3倍と前年(3.6倍)より低下した。

商学部のみ志願者増加

志願者数は前年と比べると92%に減った。学部ごとの内訳をみると、商学部が前年比102%となった以外は減少した。社会学部は前年比78%と大幅に減った。社会学部は前年度入試で志願者が3割以上増加しており、その反動で今回は減ることが予想されていた。駿台予備学校とベネッセコーポレーションによるセンター試験自己採点集計「データネット」の出願期間前の分析では、社会学部は「高得点者が減少し、易化傾向がみられる」と予測されている。

経済学部は3年ぶり減少

経済学部(92%)は3年ぶりに減った。法学部(98%)は前年度に志願者が約2割減り、反動による増加が予想されていたが、さらに志願者を減らした。

後期日程は経済学部のみ実施する。60人の募集に対し、1,123人が志願した。志願倍率は1123人。

一橋大学2019年度一般入試の志願状況

倍率のカッコ内は前年度。

(前期日程)

商学部(255人募集) 831人志願 3.3倍(3.2倍)

経済学部(195人募集) 686人志願 3.5倍(3.8倍)

法学部(155人募集) 476人志願 3.1倍(3.1倍)

社会学部(220人募集) 694人志願 3.2倍(4.0倍)

前期日程合計(825人募集) 2687人志願 3.3倍(3.6倍)

(後期日程)

経済学部(60人募集) 1123人志願  18.7倍(20.0倍)