日本漢字能力検定協会(京都市)は12月12日、今年1年を表す漢字を投票をもとに順位づけする「今年の漢字」を発表した。全国から19万3214票の応募があり、「災」が1位になった。(20位までの漢字を記事末尾に掲載)
「今年の漢字」は、11月1日から12月5日まで、葉書やインターネットサイト、団体応募などで寄せてもらった。1位の「災」に2万858票(10.8%)が集まった。地震、豪雨、台風など全国的に続いた災害の印象が強かったようだ。10代からは「今年に起きた災害(台風21号や北海道地震など)の数々や、芸能界などにおいても炎上騒ぎになることが多く印象に残った1年だったから」(愛知・18歳男子)など、「炎上」に触れた理由もあった。
2位は「平」(8.3%)。平成の終わりが近づいていることのほか、米朝首脳会談が開かれたことによる平和への期待、平昌五輪、大谷翔平選手らスポーツの話題も影響した。「平成最後の年であること。南北首脳会談、米朝首脳会談、北方領土問題の加速など、平和につながる国際的な動きがあったから。平年とはくらべものにならない異常気象が続発した年だった。平昌五輪が開催され、多くの日本人が活躍した」(神奈川・18歳男子)
3位は「終」(5.7%)。「今年はたくさんの著名人の方々の死や、築地市場の移転、長寿番組の終了などたくさんのものが終わりを告げたので」(神奈川・16歳男子)といった声があった。
4位以下は次の通り。
4位「風」
5位「変」
6位「暑」
7位「大」
8位「最」
9位「新」
10位「金」
11位「成」
12位「米」
13位「震」
14位「退」
15位「天」
16位「水」
17位「雨」
18位「台」
19位「力」
20位「楽」