その年流行った新語・流行語を決定する「2018ユーキャン新語・流行語大賞」が12月3日に発表された。ノミネートされた言葉は高校生の間では流行っていたのか、高校生新聞の高校生記者に聞いてみた。(山川俊行)
「新語・流行語大賞」にノミネートされたのは30語。高校生記者のうち34人にリストの中から周りで流行っていた言葉を選んでもらったところ、「(大迫)半端ないって!」が流行ったと答えた高校生が16人に上り、ノミネート語の中で最もよく使われていたことがわかった。実際の使用シーンを聞いてみると、「友達からびっくりするような自慢話を聞かされた時に、“大迫”の部分を友達の名前に変えて、『〇〇半端ないって!』と叫ぶ」(はるか・1年)と、汎用性の高さも支持される理由のようだ。
次に多かったのが12票で「そだねー」、3位には女子たちの間で絶大な人気を誇った動画共有アプリ「TikTok」がランクインした。
5票を集めた「ダサかっこいい/U.S.A.」は、音楽グループ「DA PUMP」の3年半ぶり新曲「U.S.A.」から派生した言葉だ。中毒性のあるメロディとダンスで、若者を中心に“ダサかっこいい”ブームを巻き起こした。「この言葉から連想するのはサビのあのダンスです!部活の休憩中、あのダンスを同級生と猛練習。高校生の間では誰もが見たことのある振り付け。踊ってみたいと思った人も多いのではないでしょうか?」(みやち・1年)。サビで踊っているのは「シュートダンス」といって、世界的に流行しているダンストレンドだという。
他にも、NHKのクイズ番組「チコちゃんに叱られる!」で誕生した「ボーっと生きてんじゃねえよ!」(4票)に寄せられたコメントには、「友達『今日お弁当忘れちゃった〜』、私『ボーっと生きてんじゃねえよ!』」(りりい・2年)とあり、使い回しのしやすさが一定の票が集まった理由かもしれない。
同世代の吉田輝星投手の活躍でも話題になった「金足農旋風」は4票でイマイチ伸びなかった。得票があった言葉は以下の通り。
【投票一覧】
16票:(大迫)半端ないって!
12票:そだねー
9票:TikTok
5票:ダサかっこいい/U.S.A.
4票:金足農旋風、君たちはどう生きるか、ボーっと生きてんじゃねえよ!
3票:もぐもぐタイム
2票:ひょっこりはん、#MeToo
1票:おっさんずラブ、GAFA(ガーファ)、カメ止め、筋肉は裏切らない、災害級の暑さ、奈良判定、スーパーボランティア