東京五輪の猛暑対策で「サマータイム」が浮上

2020年東京五輪・パラリンピックでの猛暑対策として、全国一律で標準時を早める「サマータイム」(夏時間)の導入論が浮上していることについて、菅義偉官房長官は「国民の日常生活にも大きな影響が生じる」と慎重姿勢を示した。夏時間をめぐっては、東京五輪組織委員会の森喜朗会長が安倍晋三首相に、大会期間中の標準時を1~2時間早めるよう要請していた。(7月30日)

小中学生対象の全国学力テスト、応用力に課題

文部科学省は、小学6年生と中学3年生を対象に実施した今年の全国学力テストの結果を発表した。毎年実施する国語と算数・数学に加え、3年ぶりに理科のテストも実施した。各教科とも知識を日常生活に関連付けるなど応用力を問う問題の正答率が低かった。都道府県別では、秋田県や石川県などが上位だった。(7月31日)

日本のプルトニウム保有、「減少させる」新指針

国の原子力委員会は、原子力発電所の使用済み核燃料に含まれるプルトニウムの利用指針を改め、「保有量を減少させる」と明記した。プルトニウムは、核兵器への転用が可能な放射性物質。日本は国内外に47トンを保有しており、国際社会の懸念が強まっていた。(7月31日)

KDDIが「4年縛り」見直しへ

KDDI(au)は、「4年縛り」と呼ばれる契約方法を見直す考えを明らかにした。4年契約を繰り返すことを条件に携帯電話の端末代金を値引きする手法だが、総務省や公正取引委員会から消費者が携帯電話会社を選ぶ選択肢を狭めることを問題視されていた。(8月1日)

7月の天候は「異常気象」

気象庁は7月の天候のまとめを発表した。東日本の7月の平均気温は平年よりも2.8度高く、統計をとり始めてから最も高かった。西日本は、これまでで2番目に高かった。7月は猛暑に加え、西日本を中心に豪雨にも見舞われ、気象庁は「異常気象だった」とみている。「異常気象」は30年に一度以下の頻度の気象をさすが、一方で気象庁は「大雨や高温は今後も起こる」ともみている。(8月1日)