埼玉・西武台高校の「武陽祭」(9月5・6日)で、1年5組がコーヒーカップを製作した。生徒がツイッターで他校の動画を見たのがきっかけ。作り方を調べるうちに、ユーチューブで筑波大学附属高校の動画を見つけ、メッセージを送り、設計図を送ってもらった。
作業を本格的に進めたのは夏休み。中心メンバーはほぼ毎日登校した。渋谷敬大君は「初めは分からないことだらけでした」と振り返る。
ホームセンターに通い詰め
ホームセンターに通い詰め、店員と相談しながら必要な部品を買い集めた。設計図通りに作るだけでなく、四角いカップの角に木材を組み込み補強するなど、工夫を凝らした。「だんだんオリジナルの発想もできるようになりました」(渋谷君)
文化祭当日は、校内初の企画を一目見ようと多くの客が訪れた。実際に乗った3年の生徒は「今まで見た文化祭の企画の中で一番すごい」と驚いていた。(堤紘子)